2017年 F1世界選手権 第10戦 イギリスGPのフリー走行2回目が14日(金)にシルバーストン・サーキットで行われ、バルテリ・ボッタス(メルセデス)がトップタイムを記録。メルセデスの1-2で初日のセッションは終了した。ダウンフォースが増した2017年型マシンF1マシンでどれくらいのタイムが記録されるかに注目が集まるなか、フリー走行1回目ではメルセデスの2台がすでに昨年のポールポジションタイムである1分29秒287を上回るタイムを記録していた。
現地時間13時からスタートしたフリー走行2回目。引き続き、シルバーストンには厚い雲が立ち込め、気温17℃、路面温度30.3℃と涼しいコンディションでセッションは開始された。ピレリは、シルバーストンにミディアム、ソフト、スーパーソフトという硬いコンパウンドを持ち込んでいる。フリー走行2回目の最速タイムを記録したのはバルテリ・ボッタス。午前中のタイムをさらに更新する1分28秒496。2番手にもルイス・ハミルトンが0.046秒差で続き、メルセデスが1-2体制で初日の走行を終えた。アップデート版パワーユニットを投入しているフェラーリは、キミ・ライコネンが4番手タイム、セバスチャン・ベッテルが5番手タイムを記録。トップ4のドライバーは1分28秒台に入れている。5番手にはマックス・フェルスタッペン、6番手にはダニエル・リカルドとレッドブル勢、7番手にはニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)、8番手にはフェリペ・マッサ(ウィリアムズ)が続いた。マクラーレン・ホンダは、フェルナンド・アロンソが9番手タイム、ストフェル・バンドーンが16番手タイムを記録した。両ドライバーともホンダの“スペック3”エンジンを搭載しているが、アロンソはF1アゼルバイジャンGPのフリー走行でギアボックストラブルに見舞われたエンジン、F1オーストリアGPのフリー走行で不具合が検知されたバージョンのMGU-Hを搭載。エネルギーストアのみ新品の5基目を投入しており、グリッド降格ペナルティが確定。明日以降も、コンポーネントの交換が予定されている。フロントウィングを含め、チーム曰く“今シーズン最大”のアップグレードを投入しているフォース・インディアは、エステバン・オコンが10番手タイム、セルジオ・ペレスが13番手タイム。その間にカルロス・サインツが11番手、ダニール・クビアトが12番手とトロ・ロッソ勢が割って入った。ハースは、ロマン・グロージャンが14番手、午後から作業に戻ったケビン・マグヌッセンが17番手。ザウバーは、マーカス・エリクソンが19番手、パスカル・ウェーレインが20番手。1分31秒の壁を破れなかった。F1イギリスGP フリー走行3回目は、明日15日(土)の18時(現地時間10時)から行われる。2017 第10戦 F1イギリスGP フリー走行2回目順位Noドライバーチームベストタイム周回177バルテリ・ボッタスメルセデス1分28秒49631244ルイス・ハミルトンメルセデス1分28秒5433537キミ・ライコネンフェラーリ1分28秒8283645セバスチャン・ベッテルフェラーリ1分28秒95636533マックス・フェルスタッペンレッドブル1分29秒0983263ダニエル・リカルドレッドブル1分29秒58635727ニコ・ヒュルケンベルグルノー1分29秒93637819フェリペ・マッサウィリアムズ1分30秒00636914フェルナンド・アロンソマクラーレン・ホンダ1分30秒23821031エステバン・オコンフォース・インディア1分30秒383421155カルロス・サインツトロ・ロッソ1分30秒555261226ダニール・クビアトトロ・ロッソ1分30秒562341311セルジオ・ペレスフォース・インディア1分30秒62443148ロマン・グロージャンハース1分30秒661331518ランス・ストロールウィリアムズ1分30秒69537162ストフェル・バンドーンマクラーレン・ホンダ1分30秒782311720ケビン・マグヌッセンハース1分30秒835331846ジョリオン・パーマールノー1分30秒879251994パスカル・ウェーレインザウバー1分31秒61627209マーカス・エリクソンザウバー1分31秒92920関連:【動画】 F1イギリスGP フリー走行2回目 ダイジェスト
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