ルノーは、新車R29の初テストが期待はずれだったとの報道を否定し、この数週間で大きく改善することに自信をみせている。先週のポルトガルのテストで、唯一のドライの日にR29をドライブしたフェルナンド・アロンソは、4台の2009年マシンの中で最も遅く、ウィリアムズ FW31からは2秒遅れだった。アロンソは、テスト中にマシンのハンドリングとグリップ不足に不満を述べていたという。
しかし、ルノーのエンジニアリング・ディレクターであるパット・シモンズは、先週の走行が計画通りではなかったことを認めつつも、新車の見通しについて楽観的だ。「期待はずれだった。良いテストではなかったね。わずかなドライ走行では、望んでいた全てができなかった」「しかし、研究のために多くのデータがとれたし、いくつか注意すべきことがわかった。マシンの空力マップは非常に異なっており、我々はセットアップにおいて、十分に注意を払っていなかったかもしれない」「我々はもっと良くなるだろう。マシンはより運転しやすくなり、良くなるはずだ。しかし、今年はこれまで以上に最後の数回のテストが指標となると思う」パット・シモンズは、ポルトガルでのアロンソのラップタイムがそれほど良くなかった理由に対する適切な説明は持っていないが、結果が示すほどマシンは悪くないと考えている。「燃料量がどうだったかはわからないが、それらはロングランでのものだったので、大きな違いはないと思う。現時点でウィリアムズは我々より速いかもしれないが、2秒の差があるとは思っていない」シモンズは、ルノーが数週間でR29のエアロダイナミクスに大きな修正をする計画があり、R29のルックスは現在と異なるものになるだろうと語る。「完全なエアロパッケージを得るまで最終的なセットアップは見つけられないだろう」「我々が他と比較してどこいるかはわからない。ウィリアムズのスピードは印象的だった。それは疑いのないことだ。しかし、我々が最後のいくつかのテストでどうなるか見てみようではないか」
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