ルノーは、2週間前のプレシーズンテストで4日間の走行を犠牲にしたパワーユニットの問題を解決したと自信をみせている。ヘレステストでルノーのパワーユニットを搭載したF1カーは合計でわずか151周の周回数にとどまった。その後、ルノーは2月19日(水)に開始するバーレーンテストのために作業を続けてきた。
その後、ロータスがヘレスで、トロ・ロッソがミサノで撮影日を利用した走行を完了されており、ルノーのエンジニアリングチーフであるレミ・タフィンは、パワーユニットの進捗について楽観的にとらえている。「主に我々はハードウェアの問題に取り組み、それに伴ったソフトウェアの問題にも取り組んできた」とレミ・タフィンはコメント。「我々が最初に指摘した問題はエネルギーストアの問題だった。我々は良いアップグレードを施し、ダイナモでも2つのフィルミングディのトラックでも全てが期待通しに働いた」「ハードウェアの調査、特にエネルギーストアについて、初テストで見舞われた問題は今では解決していると確認している」「次のチャプターはソフトウェアだった。初テストでは、主にブーストコントロールとカリブレーションの問題でトラック上でドライバビリティが損なわれた。そこはダイナモでの過去2週間をかけてレベルを改善させた」「まだ当初のスケジュールからはやや遅れているが、今では初テストで通常成し遂げることを完了させている。なので、バーレーンでは問題ないはずだ」「最後のポイントは、我々のカスタマーが直面したインテグレーションの問題だった」「我々は彼らとダイナモで取り組んできた。初テストで抱えていた問題はすでに解決したと考えており、問題なくバーレーンに向かい、初日を迎えられるだろう」「パワーユニットをきちんとテストし、我々のカスタマーが彼らのクルマを“発見する”手段を与えるという初テストでやりたかったことを行う準備はできている」ロータスの2日間のプローモーション走行は、許されている100kmを走破するなど順調に進んだが、トロ・ロッソの走行はそれほどうまくはいかなかった。レミ・タフィンは、ルノーとしてはロータスのテストで発生したいくつかのマイナーなトラブルを解決できることを望んでいたが、そうはいかなかったと認めた。「まったく問題に見舞われないことを望んでいたが、いくつかさらなるトラブルが発生した」とレミ・タフィンは述べた。「だが、公正に見ても驚きはなかった。クルマに何があるかはわかっていたし、ロータスとのフィルミングデイで起こったことに基づいてそれを避けられるだろうと考えていた。だが、そうはいかなかった」「我々としては良くわかっている理由であり、その後それに取り組んだ。だが、フィルミングデイでやれることは何もなかった」「ある構成でスタートした場合、一日をそれで走らなければならないし、反応するのは難しい」レミ・タフィンは、ルノーはまだ遅れをとっていることを認めつつも、エンジン開発面でライバルに対して数か月遅れているとの報道を笑い飛ばした。「まだ予定よりも遅れているが、数か月という問題ではない」とレミ・タフィンは述べた。「我々は少なくとも初テストでいると思っていた位置にいると考えている。まだ3週間遅れているかもしれない。我々はリカバーするためのプランを進めている」「初テストでの課題を仕上げてバーレーンに入るつもりだ」
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