レッドブル・レーシングのボスであるクリスチャン・ホーナーは、RBドライバーの角田裕毅が2024年のアブダビでのポストシーズンテストでRB20をドライブする機会が与えられることを確認した。角田裕毅はレッドブルの姉妹チーム、以前はアルファタウリと呼ばれていたRBチームで4回目のキャンペーンを戦っているが、これまで、マックス・フェルスタッペンと並ぶシートに関しては見過ごされてきた。
先週末のアメリカGPで、24歳の角田裕毅は「もし自分が良いパフォーマンスを見せれば、レッドブルのチームスタッフがそれを見てくれると思います」と述べ、自分は昇格に値すると主張したが、「自分にはそういったことをコントロールすることはできません」と認めた。しかし、今では明らかになっているが、チームと長年にわたって角田裕毅を支援してきたエンジンサプライヤーのホンダとの話し合いの結果、角田は12月にアブダビのヤス・マリーナ・サーキットで行われるシーズン末のテストでレッドブルのマシンをドライブすることになった。「裕毅は、もちろんジュニアチームのメンバーだ」と、ホーナーはメキシコシティのパドックで語った。「我々はホンダと話し合った」「今年後半には、角田がレッドブルの公式ドライバーとしてアブダビで走ることになるだろう」「我々は今年初めにグッドウッドで裕毅に走らせたが、それは予想外のことだった。彼はオープンフェイスのヘルメットとゴーグルを着用して、現行のF1マシンを運転した最初のドライバーとなったのだ!」「彼はシーズン終了後のタイヤテストで再びマシンをテストすることになるだろう。これはかなり前から合意されていたことだ」「彼に走らせ、レッドブル・レーシングのエンジニアと仕事をする機会を与え、レッドブル・レーシングのマシンで彼がどのようなパフォーマンスを発揮するのか見てみるのは良いことだ」今年初め、角田裕毅は2025年シーズンもRBにとどまる新たな契約を結んだが、チームメイトはまだ確定しておらず、ダニエル・リカルドに代わってオースティンでフルタイムのシート獲得を目指しているリアム・ローソンが候補となっている。レッドブルの来季のラインナップを巡る疑問がさらに広がる中、セルジオ・ペレスは来季もフェルスタッペンのチームメイトとして残留することが決まったが、メキシコ人ドライバーは、苦しい成績が続くなかで、再びプレッシャーにさらされている。