レッドブル・レーシングは、F1モナコグランプリではDRS(ドラッグリダクションシステム)の問題は予想しておらず、チーフエンジニアを務めるポール・モナハンは、モンテカルロ市街地コースの1か所のDRSゾーンでフラップをオープンにするスピードは160km/hに過ぎないことを明らかにした。前戦スペインでは、マックス・フェルスタッペンが勝利を収めたが、問題がなかったわけではない。
ジョージ・ラッセルを抜こうとしてた際に、断続的にDRSが開かなかったことでスタックすることになり、マックス・フェルスタッペンの欲求不満は沸騰。『DRSすら機能させることができないのか』と激怒した。レースに勝った後、マックス・フェルスタッペンは非常に落ち着いていたが、レッドブル・レーシングは信頼性の問題を解決する必要があると強調していた。マックス・フェルスタッペンにのみ軽量版のDRSが搭載されていた。モナコでそれが搭載されているかは明らかではないが、今のところ不具合は発生していない。レッドブル・レーシングのチーフエンジニアであるポール・モナハンは、日曜日のレースでも問題は再発することはないと信じていると語った。「正直なところ、我々のDRSの問題は自傷行為だった」とポール・モナハンは述べた。「今、我々はかなり苦痛な教訓を学んだ」「現時点では、完全に問題はないが、栄光に頼るのは愚かなことだと思う」「我々は自分たちが間違っていことを分かっている。それを修正するのは我々の使命だった。これまでのところ問題ない」「バクーはわずかに異なる問題を提示する。ここ(モナコ)ではオープンにするスピードは160km/hだ。バクーでは300km / hなので、フラップの重量ではなく、それ自体の空力負荷に逆らって持ち上げることになる」「ここでは満足しているし、機能している。安堵のため息があった」マックス・フェルスタッペンは4番グリッドからモナコグランプリをスタートする。セルジオ・ペレスがクラッシュしたことで、ポールポジションでの最後のショットを失った。ペレスは、シャルル・ルクレールとカルロス・サインツのフェラーリに次ぐ3番グリッドに並ぶ。