レッドブル・レーシングのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、ホンダが3月1日のF1エンジンの開発凍結の最終期限までにパワーユニットの最終調整を行うために“可能な限り強くプッシュした”と明かした。ホンダは2021年シーズン限りで正式にF1から撤退したが、レッドブル・パワートレインズが独自のパワーユニットを構築するまでの移行の一環として、レッドブルと協力し続けている。
F1エンジンの開発凍結のホモロゲーション期限は3月1日だが、MGU-K、エネルギーストア、およびコントロールエレクトロニクスは9月1日まで変更できる。それ以降、F1パワーユニットは2025年末まで凍結される。クリスチャン・ホーナーは、ホンダがホモロゲーションの凍結が発効する前の最終月に必要なアップグレードを行うために一生懸命働いていたと説明した。「それに取り組むために残っている月があった」とレッドブル・レーシングのチーム代表を務めるクルスチャン・ホーナーは語った。「明らかに、ホンダの連中は可能な限り一生懸命にプッシュしてくれた。しかし、ホモロゲーションの幕を下りたら、それで終わりだ」また、クリスチャン・ホーナーは、新しいE10燃料の追加を除いて、ホンダのF1エンジンが2021年モデルから大きく開発されていないという推測を却下した。「これは完全に新しいエンジンです」とクリスチャン・ホーナーは付け加えた。9月1日の締め切りまで許可されているERSの更新に関して、クリスチャン・ホーナーは、ホンダのチームが「改善を見つけた」場合に作業が実施されると述べた。ホンダのF1への関与は当初から変化している。ホンダは正式にF1を去ったが、レッドブルの関係はほぼ変わっていないように見える。ただし、重要な違いが1つある。それは、レッドブルがERSアップデートなどのアップグレードの料金を支払うようになったということd。「我々はテクノロジーにお金を払っている」とクリスチャン・ホーナーは説明した。「パワーユニットメーカーに移行するにあたり、ホンダがその申し出を提供してくれたことに感謝している」