レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、F1アブダビGPでドライバーズチャンピオンシップを獲得して、ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が3年間で初めて笑顔をみせてくれたと冗談交じりに語った。マックス・フェルスタッペンが最終ラップでルイス・ハミルトンをオーバーテイクするという劇的な展開で、ラストイヤーのホンダF1は、1991年のアイルトン・セナ以来30年ぶりとなるタイトルを獲得した。
田辺豊治は、2018年にアルファタウリ、1年後の2019年にレッドブルと提携して以来、ホンダF1のテクニカルディレクターを務めている。クリスチャン・ホーナーは、田辺豊治が感情を表すことは滅多にないが、マックス・フェルスタッペンがアブダビGPでF1ワールドチャンピオンになった際には満面の笑みを浮かべていたと語る。「ホンダがF1を正式に去ることは非常に残念だ」とクリスチャン・ホーナーはRacingNews365.comに語った。「30年ぶりのワールドチャンピオンなので、彼らにとっては大きな瞬間だ」「田辺さんは30年前にそこにいてそれを目撃している。彼は30年後も非常に似ているように見える。我々は3年間で彼の笑顔を見たことがないタイプの男だ」「だが、アブダビでマスクを外すと、耳から耳へと満面の笑顔を浮かべていた。我々はホンダF1と達成したことを非常に誇りに思っている」「彼らが提供してくれたすべてのものに非常に感謝している。ホンダが正式にいなくても、今後数年間は彼らとの関係を維持していくので、将来を楽しみにしている」