レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、タイトル獲得のために今季マシンの開発を続けることが、2022年F1マシン『RB18』に影響を与えることはないと考えている。予選上限と2022年の新世代F1マシンのはざまで、F1チームはコース上だけでなく、リソースを最適な方法で使用するための計画と戦っている。
実際、タイトル候補であるレッドブル・ホンダとメルセデスは異なるアプローチを獲っている。メルセデスはF1は、今週末のF1イギリスGPで投入するアップグレードが最終となる予定だが、レッドブル・ホンダF1は夏休みまでアップグレードを投入し続けることを示唆している。これまでのところ、レッドブル・ホンダF1の積極的なアップグレード計画はうまく働いており、マックス・フェルスタッペンが新型フロントウイングを搭載したF1オーストリアGPではポールポジション、優勝、ファステストラップに全ラップリードを加えた“グランドスラム”で圧勝し、ルイス・ハミルトンに32ポイントのリードを広げた。レッドブル・ホンダF1が、2021年の取り組みを優先し、新しいレギュレーションに遅れをとることがあれば、それは大きなリスクとなるが、クリスチャン・ホーナーは両方のプロジェクトのバランスが取れていると自信をもえる。「週ごとに、レースごとに進めなければならない。私はチームが今年と来年の挑戦のバランスをとるという素晴らしい仕事をしていると思う」とクリスチャン・ホーナーは語った。「それは新しいことではない。現在、多くのことが行われているが、過去にも大きなレギュレーション変更はあった。リソースのバランスを取り、最も必要なものに適用する必要がある」「チームは信じられないほど一生懸命、非常にうまくそして効果的に働いていると思う」レッドブルは、レギュレーションによって昨年のRB16のシャシーが引き継がれた今季マシンを『RB16B」と命名。『RB17』というマシン名は欠番として2022年F1マシンは『RB18』と命名することを明らかにしている。RB18には“レッドブル”のバッチをつけたパワーユニットを搭載されるが、エンジン自体はホンダがHRD-Sakuraで組み立てたものが供給される。
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