レッドブル・ホンダは、2021年のF1世界選手権でメルセデスに挑戦したいのであれば、来季マシン『RB16B』はよりオールランドなマシンに仕上げる必要があると語る。レッドブルとホンダF1は、マックス・フェルスタッペンが最終戦F1アブダビGPでポールポジションから1周もリードを奪われずに完勝し、力強いカタチで2020年シーズンを締めくくった。
しかし、ダブルタイトルを7連覇中のメルセデスの牙城を崩すために必要なステップについて幻想は抱いていない。今年、レッドブル・ホンダは、RB16の空力特性にいくつかの困難に直面してシーズンをスタート。マックス・フェルスタッペンとアレクサンダー・アルボンの両方がトリッキーなマシンバランスに苦戦することがあった。しかし、マシンの開発の空力の異常に理解に取り組むことで、レッドブル・ホンダは順調に進歩を果たし、シーズンを通してメルセデスとのギャップを縮めていった。レッドブル・レーシングのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、チームは2020年をスタートした地点よりもはるかに良いカタチでシーズンを終えたが、2021年F1マシン『RB16B』はあらゆるタイプのトラックでメルセデスと戦えるようにする必要があると語る。「我々はマシンを大幅に改善したと思う」とクリスチャン・ホーナーは2020年のF1世界選手権における進歩を振り返った。「我々は問題を理解し、次のシーズンに向けてさらに取り組むことができることを願っている。メルセデスも強かったあらゆる種類のトラックでうまく機能するマシンが必要だ」「来年は23レースのカレンダーであるため、あらゆる種類のサーキットに強い必要がある。したがって、アブダビのようなサーキットで非常にうまく機能したことは非常に励みになりる」クリスチャン・ホーナーは、RB16Bと呼ばれている2021年マシンは、今季マシンの約60%のパーツが持ち越されるため、今シーズンの勢いを継続できると期待している。「ギアボックス、シャーシ、サスペンション、さまざまな要素など、多くのパーツが来年も使用される。空力的には、いくつかの変更を加えることができる。今年学んだことを来年に取り入れることが我々の哲学だ」「最初からやり直すわけではない。当然ながら、マシンの大部分は持ち越されるが、数か月後のバルセロナでは関連するアップグレードが含まれており、スタートする場所が、ほぼフィニッシュする場所になるだろう」だが、ドライバーズタイトルとコンストラクーズタイトルを7連覇中のメルセデスは、2021年の優勝候補だと考えられている。メルセデスはW11の開発を数か月前にストップして2021年マシンの開発に取り組んだとしているが、クリスチャン・ホーナーはその言葉を信じてはいない。「メルセデスは、幅と深さの両方で非常に強力なチームだ。彼らがマシンにいくつかの新しい部品を追加するのを見てきた。来シーズンは非常も強力だと予想しているが、この結果と我々の勢いに基づいて継続できると思っている。2021年にメルセデスにとってより困難になることを願っている」
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