レッドブルは、2022年以降にむけて独自にF1エンジンを製造することは可能だと元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは語る。ホンダがF1から撤退することで2022年以降のF1エンジンがなくなったレッドブルだが、すでにホンダF1の知的財産権を買い取って独自のエンジンプログラムを進めるとの推測もあり、ラルフ・シューマッハはレッドブルにとってそれが良い選択肢だと語る。
「彼らがそのための強さと手段を持っているのは確かだ」とかつてアルファタウリ・ホンダF1のチーム代表であるフランツ・トスと非常に緊密に協力していたラルフ・シューマッハは語る。「財政的には問題ないだろう。彼らには移行段階で助けることができるホンダというパートナーもいる」「おそらくレッドブルはその後ミルトンキーンズの開発部門を引き継ぐことができるだろう。そうすれば彼らはそれを自分たちで賄うことができる」しかし、ロシアのF1コメンテーターであるアレクセイ・ポポフは、エンジンサプライヤーになることはレッドブルにとって大きな課題になると考えている。「ホンダが去った後、彼らがどうすべきかは不明だ」とアレクセイ・ポポフは Match TV に語った。「メルセデスがF1に留まった場合、彼らにエンジンを与えることはないだろう。フェラーリもそうだ。ルールで義務付けられているルノーがいるが、彼らはレッドブルと酷い別れ方をしたし、非常に不快なコラボレーションになるだろう」「最後のチャンスはホンダが残したものを買い取るということだ。しかし、それでも他チームのように生産拠点にヨーロッパがないという問題がある。だから、これも非常に難しいだろう」レッドブルのさらに別の主要な考慮事項は、ホンダのF1撤退がマックス・フェルスタッペンの契約の潜在的な終了条項をトリガーすることは確実であるということだ。「これはフェルスタッペンがメルセデスと交渉する試みを引き起こす可能性がある」とアレクセイ・ポポフは語った。「ロシアにとっては、ホンダのF1撤退は悪くないだろう。ホンダが留まっていたなら、おそらく角田(裕毅)を(ダニール)クビアトの代わりにしようとしただろう。だが、もうそれはおそらく起こらないだろう」「いずれにせよ、今後数日は波乱に富むだろうね」
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