レッドブルF1のチーム代表クリスチャン・ホーナーは、2戦連続でリタイアを喫したマックス・フェルスタッペンの苛立ちを理解しており、再発防止のためにホンダF1と話し合っていくと語る。F1イタリアGPをホンダのF1エンジンのトラブルによってリタイアしたマックス・フェルスタッペンは、1週間後のF1トスカーナGPでも再びトラブルに見舞われた。
スタート直後にパワーを失ったマックス・フェルスタッペンは後退し、接触事故に巻き込まれることになった。週末のその時点までマックス・フェルスタッペンは、メルセデスと勝利を争うために挑戦できる唯一のドライバーだった。「またDNFとなったマックスのフラストレーションは完全に理解できる」とクリスチャン・ホーナーはレッドブル・レーシングの公式サイトのコラムで語った。「ムジェロの最初のラップから彼は勝利を目指していた。我々は非常に速い車を持っており、マシンのバランス面でいくつかの本当の進歩を遂げていた。それは彼にとって本当に苛立たしいことだった」リタイア直後、マックス・フェルスタッペンは無線で『クソみたいなショーだ』と怒りを露わにしていた。だが、クリスチャン・ホーナーは、マックス・フェルスタッペンの苛立ちは、欲求不満とレースに勝ちたいという欲望の証拠だと語る。「アドレナリンが湧き出ているスタート直後にグラベルトラップでリタイアする失望の結末を迎えて感情が高ぶっているなかで、無線に気持ちをぶつけるのは当然のことだ」とクリスチャン・ホーナーは語る。「我々は、レースでメルセデスとの戦えると本当に感じていた。「彼はスタートでルイスを倒すために全力で取り組み、そこからゲームを進めていくはずだった。だが、もちろん、それは実現しなかった。「彼はハングリーで、勝つことを本当に望んでいるので、それは彼にとって2戦連続でのリタイアは巨大な欲求不満だった」「もし彼がそのハングリーさを持っていなかったら、我々全員が毎週末勝利をかけて戦うのを見たいと思う今のようなドライバーにはなっていなかっただろう」「今、彼はたまった欲求を吐き出さなければならない。その後を楽しみにしている」「我々はソチまで彼と一緒にそれを乗り越え、舞台裏でホンダと何が行われたかについて話し合い、次のレースのために修正していく」「我々はホンダとともに問題を解決することに完全に集中している」