レッドブル・ホンダF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、予算上限を巡ってチーム上層部と対立しているF1チーム代表のクリスチャン・ホーナーが更迭されるとの噂を否定した。クリスチャン・ホーナーは、現在議論されている予算上限の引き下げに反対しており、財政内になるチームを救済するためであるならば、カスタマーカーを導入する方がいいとの理論を展開している。
クリスチャン・ホーナーは予算上限を引き下げることは“要点を逃している”と語っている。「F1チームは常に利用できるどんな予算を使う。さらに10%を追加してね。予算上限の主な目的な競争力と小規模チームの支援に関するのであれば、特に現在の危機を鑑みれば、私はアブダビの最終戦のマシンを販売することは完全にオープンだ」しかし、ヘルムート・マルコを含めた他のレッドブルの上層部は、チームの長期的な存続のためには予算上限の引き下げは最善策だと考えている。このチーム内の対立は、クリスチャン・ホーナーがレッドブルを追い出されるかもしれないとの憶測を生んだ。だが、ヘルムート・マルコは意見の違いがあるのは確かだが、それが決して強制解雇につながるわけではないと説明した。「何も起こっていない。もちろん、我々はクリスチャン・ホーナーをレッドブルのために守りたい」と Sport 1 にコメント。「最近の唯一のことは次のとおりだ。クリスチャンは予算制限の引き下げに反対した。そして、それはすべてのチームがお金を節約するのを助けるものだ。だが、我々はその計画に賛成した。それが論争の理由だ」