レッドブルのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、2020年のF1プレシーズンテストを終え、レッドブル・ホンダがマックス・フェルスタッペンがF1ワールドチャンピオンを争うことができるマシンを生み出したと確信している。過去2週間でレッドブル・ホンダのガレージからは多くの有望な声が聞こえてくる。クリスチャン・ホーナーもその一人であり、レッドブル・ホンダは6日間のプレシーズンテストを成功裏に終えたと語る。
「我々は自分たちの時間を過ごしてきたが、全体として非常に良いプレシーズンだった。RB16は多くの走行距離を重ね、我々は多くのことを学んだ。残りのシーズンにむけて良いベースだ。我々はレースする準備ができている」とクリスチャン・ホーナーは語る。クリスチャン・ホーナーは、F1プレシーズンテストから大まかな勢力図を得ることができたが、注視し続けていると語る。「数日のテストの後でチームとしてどの位置にいるかを言うのは常に難しい。全てのドライバーが異なるエンジンセッティングや燃料搭載量で走っているためだ」とクリスチャン・ホーナーは Ziggo Sport にコメント。「メルセデスが優勝候補であるのは間違いない、彼らはまだ我々に対して小さなリードを持っているが、我々はそのギャップを縮めた。一方、フェラーリは推定するのが難しい。だが、他のミッドフィールドチームはお互いに非常に拮抗しているようだ」クリスチャン・ホーナーは、2020年はエキサイティングなシーズンになると予想している。マックス・フェルスタッペンは、今年F1史上最年少ワールドチャンピオンをかけてルイス・ハミルトンに挑むことになる。昨年、二人はコース上で直接対決を繰り広げたが、フェルスタッペンにタイトル獲得を狙うチャンスはなかった。「マックスにルイスとの戦いを可能にするマシンを与えられたと期待していることを願っているが、いい感じだと思ている」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「いずれにしろ、彼はキャリアの中で最高の状態にある。はやくメルボルンに移動したいね。マックスにとって25ポイントを獲得できれば素晴らしいだろう。もちろん、26ポイントならなおさらだ」「アルバート・パークは興味深いサーキットだが、必ずしもカレンダーの他のレースを代表しているわけではない。過去にレッドブルは一度だけ勝っているが、昨年は表彰台でフィニッシュしている。今年は名誉の足場でさらに高く立つことができることを願っている」