レッドブル・ホンダF1は、2020年のF1世界選手権の開幕戦から王者メルセデスに挑むことができると考えている。6日間にわたって行われたF1プレシーズンテストでは、メルセデスが依然としてリードを維持しているように見えたが、レッドブル・ホンダは新車苦戦を強いられているように見えるフェラーリを明らかに飛び越えたようだ。
「新しいRB16は、我々の予想や期待通りに機能している。したがって、我々は良いフィーリングでシーズンをスタートしているし、マックス・フェルスタッペンをF1史上最年少ワールドチャンピオンにするという目標に一歩近づいている」とヘルムート・マルコは RTL 語った。「我々はそう確信しているのは確かだ。今では安定したエンジンを持っていると確信している」しかし、ヘルムート・マルコは、F1バルセロナテストの結果から勢力図を読み取れる要素は多くないと語る。「テストは策略と偽装がすべてだ。誰も何の事実かは語らない。だが、確実なことは、我々最近のシーズンよりもはるかに準備が整っていることだ。我々はすでにメルボルンでメルセデスと勝利をかけて戦うことができると思う」また、ヘルムート・マルコは、ホンダのF1エンジンの耐久性は問題にならないと信じており、3基の使用基数制限内でシーズンを乗り切れると確信していると語る。「今年の冬、ホンダのF1パワーユニットはテストベンチでそれぞれ5000kmをカバーすることができた。昨シーズンの準備段階ではわずか500㎞だった」とヘルムート・マルコは認める。つまり、ホンダのF1エンジンの耐久性は1年前と比較して単純計算で10倍に増加したことになる。そして、ホンダF1が対策を施しているのは信頼性だけではない。「我々のシミュレーションの比較では、ダウンフォースに関して明確な一歩を踏み出したことを示している」とヘルムート・マルコは続ける。「おそらく最も重要なことは、冬の間にホンダが馬力面で大きな一歩を踏み出したということだ」「冬の間、ホンダのF1パワーユニットは3つの拡張フェーズに受け、その後、エンジンは少なくともフェラーリとメルセデスのレベルになった。だからこそ、今年はライバルと完全に競争できると期待している。また、昨シーズンと比較して予選でも大きな進歩を果たしているはずだ」6回のF1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンは、テストでメルセデスが見舞われたエンジンの問題の多さについて“心配”していると語る。「そうだね、心配している。バルセロナでもっとやりたかった」とルイス・ハミルトンは語る。「解決すべき問題はかなりあるし、それにどれくらいかかるかはわからない」
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