レッドブルのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、F1メキシコGPでのアレクサンダー・アルボンのパフォーマンスは、彼が“ステップアップ”を果たしていることを証明したと語る。5番グリッドからレースをスタートしたアレクサンダー・アルボンは、ターン2でチームメイトのマックス・フェルスタッペンとルイス・ハミルトンが絡みあったことで3番手に浮上。第1スティントでメルセデス勢の前を維持した。
その後、2ストップ戦略の一環として早めにピットインしたアレクサンダー・アルボンは、トップ3がすべて1ストップだったため、5位でフィニッシュすることになった。アレクサンダー・アルボンのレースについて「かなりしっかりとした走りだった」とクリスチャン・ホーナーは語る。「彼が3位になれたかどうかはわからない。彼の後ろにはルイスがし、ルイスの方が少し速く見えた。ルクレールを後ろに留めておくこともおそらく困難だっただろう」「彼はそのペースにどんどん近づいていると思う。全体的に彼はかなりしっかりとしてをしているし、どんどんステップアップしている。フリー走行2回目をほぼすべて失ったことを考えれば、彼の挽回は非常に強力だったと思う」シャルル・ルクレールも2ストップ戦略によって1位から4位へと後退したが、クリスチャン・ホーナーは第2スティントにミディアムを履かせて2ストップにしたレッドブルのピット戦略を支持した。「金曜日に目にしたデグラレーションの度合いに基づいて、ほとんどのチームがおそらく2ストップになるだろうと考えてレースに臨んでいたと思う。ルイスにプレッシャーをかけるためにアンダーカットを仕掛けるチャンスがあった。我々はそれを実行したが、アウトラップでカルロス・サインツの後ろになってしまったのが邪魔になった。リードしていたルクレールも同じ戦略に出た。だが、周回数が進むにつれて、タイヤデグラデーションがかなりまともであることが明らかになった」「ドライバーたちもコメントしていたが、彼らは近くで追従しているとタイヤがオーバーヒートして劣化しているように感じていたと思う。だが、実際にはあまり消耗してはおらず、熱くなるだけだった。今となっては後の祭りだったが、1回目のストップでハードタイヤを装着すべきだった。そうすれば、2ストップか1ストップかというオプションがあった」「議論されてはいたが、その時点で我々にとって最速のレースはアグレッシブな2ストップだと感じていた」アレクサンダー・アルボンは、まだ表彰台に上ることができていないが、クリスチャン・ホーナーはレッドブル・ホンダに加入して以来、すべてのレースでトップ6フィニッシュを続けているアレクサンダー・アルボンのアプローチを称賛した。「彼はこれまでのパフォーマンスでチーム全体に感銘を与えており、週末ごとに進歩し、より強くなっている」「夏休み以来、アレックスはマックスよりも多くのポイントを獲得している。F1での最初の1年であることを考えれば、アレックスは非常に良い仕事をしていると思う。彼はどんどん強っているし、非常に懸命に働き、マシンのフィードバックもいい。彼はその姿勢と適用性でチーム全体に感銘を与えていると思う」
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