レッドブル・ホンダの両ドライバーは、F1ベルギーGPの決勝をホンダの“スペック2”F1エンジンで戦っていた。ホンダは、F1ベルギーGPの金曜日にレッドブルのアレクサンダー・アルボンとトロロッソのダニール・クビアトに最新仕様の“スペック4”を導入。だが、クビアトは週末を通してスペック4を使い続けたが、アルボンはチームメイトのマックス・フェルスタッペンとともに予選と決勝で予想外に古いスペックのエンジンを使っていたことが明らかになった。
レース後、レッドブルのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、アレクサンダー・アルボンとマックス・フェルスタッペンがホンダの“スペック2”エンジンを使用していたことを明かした。フランスGPから投入された“スペック3”でさえなかったのだ。ホンダは、どのようにエンジン交換を組み立てているかを開示していないが、ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は“スペック4”が期待通りに機能しており、ホンダとしてエンジン全体の走行距離を管理していると述べた。マックス・フェルスタッペンは、F1ベルギーGPでエンジン問題に苦しんだが、クリスチャン・ホーナーは“以前のレースで非常に積極的に走行したものであり、1つはブダペストでレースに勝ったものだ”と明かした。「以前のようにパフォーマンスモードでエンジンを非常に積極的に走らせることはできなかった」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「それはエンジンの走行距離と、どれだけハードに走ったかによるものであり、そのパラメーター以外には何もない」マックス・フェルスタッペンは、残りのレース週末で“スペック2”エンジンを搭載していたため、上記でクリスチャン・ホーナーが語る問題は金曜日に発生したものだと思われる。実際には週末全体でスペック3を使用する計画だったが、予防策としてスペック2に戻すという対策が行われたようだ。ホンダとレッドブルは、今シーズンで高い信頼性を維持している。田辺豊治はエンジンの仕様に関する情報を開示しなかったが、マックス・フェルスタッペンに見舞われた問題についてホンダとして“より詳細に分析”する必要があると述べた。「おそらくコンディションか他のカリブレーションによるものかもしれません。劣化スタイルの問題だけではありません」と田辺豊治は述べた。今週末のF1イタリアGPでは、アレクサンダー・アルボンはベルギーで封を開けたスペック4エンジンを使用すると考えられている。マックス・フェルスタッペンもスぺック4を投入することはほぼ確実だと考えられているが、それにはグリッド降格ペナルティが伴う。それにより、レッドブル・ホンダは得意とするF1シンガポールGPで低マイレージのスペック4で戦うことが可能になる。「スペック4は、ドライバビリティやキャリブレーションという点で深刻な問題なくスタートし、適切に機能していました」と田辺豊治は述べた。「すでに一部のドライバーは4基目のエンジンを搭載しています。マイレージと劣化に基づいて残りのシーズンを管理する必要があります」
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