レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、2020年のレッドブル・ホンダのドライバーとして現ルノーのニコ・ヒュルケンベルグと交渉しているとの噂を否定した。噂では、ピエール・ガスリーのパフォーマンスレベルが改善しなかった場合のバックアップソリューションを探しているレッドブルが、2020年のドライバーとしてニコ・ヒュルケンベルグをリストアップしており、F1モナコGPの週末にヘルムート・マルコが再祖yの交渉を行ったとされている。
確かにピエール・ガスリーはレッドブル・ホンダで困難なスタートを切ったが、最近のレースではパフォーマンスを向上させており、F1モナコGPでは5位入賞+ファステストラップを記録している。ヘルムート・マルコは、レッドブルとニコ・ヒュルケンベルグの噂は“完全にナンセンス”なものだと断言した。「あまりにこじつけな噂だ。私、もしくは我々はそのような噂にこれ以上コメントさえしたくない。完全にナンセンスだ。ガスリーも私に電話をしてきたが、彼にもそう言ってある」とコメント。ピエール・ガスリーは現状や将来についてストレスに苦しんではいないと強調する。「チーム内でわかっているパフォーマンスが不足を説明することはいくつかあるし、あまりストレスを感じたり、心配する必要はない」とピエール・ガスリーはコメント。「自分の仕事に集中して、持っているパッケージからできる限りベストを引き出すことに集中したままでいる必要があると思っている。それが現時点で僕が集中していることだ」「このパッケージを改善して、適応する必要があるのは間違いないけど、だからそこ、自分は状況をもっと良くしていけると自信を持っているし、今後のレースでさらに多くのパフォーマンスを引き出すことができると思っている。ピエール・ガスリーは、新しいチームに加わるドライバーには忍耐が必要だと語る。「新しいチームに入ったときは初日からすべてを完璧に行いたいと思うのは確かだ」とピエール・ガスリーはコメント。「でも、客観的にそれは不可能なことだし、最大限のパフォーマンスを発揮するには、辛抱強く、あらゆる細部を改善することに集中して努力する必要がある」「今よりも早い速度で進化したいのは確かだけど、自分がやらなければならない仕事に集中し続けることで、チームをプッシュして、自分のエンジニアと方向性を見い出していく必要がある」「すべてのことに少し時間をかけているところだけど、僕たちは正しい方向に進んでいるし、このまま進み続けて、今後のレースでさらに良い結果を出せることを期待している」