レッドブルは、2018年の最終戦F1アブダビGP後に開催されるピレリのF1タイヤテストでダニエル・リカルドが来季の所属チームであるルノーのためにドライブすることを許可していない。アブダビテストは、2019年2月にプレシーズンテストが行わる前に新チームとコース上での作業を経験する唯一のチャンスとなる。
来季チームを移籍するシャルル・ルクレール(フェラーリ)、ピエール・ガスリー(レッドブル・レーシング)、ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)は問題なく新チームでテストに参加することができる。しかし、レッドブルからルノーへ移籍するダニエル・リカルドのような場合は、契約条件によって状況が複雑となる。今回のケースでは、レッドブルはルノーからのダニエル・リカルドを利用可能にしてほしいという要求を断った。「僕はテストすることを許されていない」とダニエル・リカルドはコメント。「レッドブルでは走れないし、彼らはルノーで走らせてもくれない。でも、大丈夫さ。休暇を取ることができるからね」レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、この決定はダニエル・リカルドが契約上の義務に関連していると述べた。「彼はその日を過ぎて契約を結んでいるので、テストで走ることはない。『彼は利用可能か?』との問い合わせがあったが、彼が走れないのは非常に明らかなことだ。非常にシンプルなことだ」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「彼らは彼が利用可能かを問い合わせてきただけであり、彼は利用可能ではない。彼は契約が終了するまで仕事を片付ける義務がある」ザウバーもまだフェラーリがキミ・ライコネンをアブダビテストで走らせることを許可してくれることを待っている。「我々はその点について話し合わなければならないだろう」とザウバーのチーム代表フレデリック・バスールはコメント。「我々にとってそれが理にかなっているし、全員にとって理に叶ったことだと思う。各チームにとって次のドライバーからフィードバックを得ることは理にかなっている。議論するつもりだが、急いではいない。我々はアブダビで議論することができる」すでにキミ・ライコネンは、ザウバーでシート合わせを実施していると報じられている。また、もうひとりのザウバーのドライバーとなるアントニオ・ジョビナッツィは、来週のメキシコGP後に行われるピレリテストでザウバーを走らせることが決定している。
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