レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、F1中国GPの予選までにダニエル・リカルドのマシンのパワーユニットを交換したメカニックの作業は“奇跡的”だったと称賛した。ダニエル・リカルドは、午前中に行われたフリー走行3回目の中盤にターボが故障。予選にむけてパワーユニットを交換するために残された時間は2時間しかなかった。
しかし、ダニエル・リカルドのメカニックは、なんとかパワーユニットの交換を間に合わせ、リカルドは予選Q1の残り3分でコースイン。順当にQ3まで駒を進めて6番グリッドを獲得した。クリスチャン・ホーナーは、レッドブルのメカニックたちの努力は“奇跡的”だと称賛。リカルドの担当メカニックだけでなく、フェルスタッペンを担当するメカニックも協力して作業を行ったことを明らかにした。「我々が今日達成したことは奇跡的だ」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「エンジンを交換するためには、エンジンをきれいに整えてマシンに搭載するためのかなり多くの作業がある。ヘラクレスのようだった」「マックスのメカニックたちも、やれるタイミングと場所で協力していた。それはチームとして重要なことだ。今日の予選での最大の結果は、実際にはその功績を成し遂げたことだった」そのような混乱があったにも関わらず、ダニエル・リカルドはマックス・フェルスタッペンから0.2秒遅れの6番グリッドを獲得している。「メカニックたちはとてもうまくやってくれた。彼らはお祝いしているはずだ」とダニエル・リカルドはコメント。「彼らは素晴らしい仕事をした。午前中に起こったことはメカニックにはどうにもできないことだった。彼らがボルトを締め上げなかったからではないからね」「2時間でエンジンを交換するのはあらゆるプレッシャーがかかることだ。彼らはとてもうまくやってくれた。僕たちに優れたクルーがいてくれることに感謝している。6番手が最後尾の20番手よりもいいのは間違いないことだ」