レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、あらゆるタイプのサーキットでメルセデスとフェラーリと戦っていくためにはルノーのF1エンジンがさらに進歩を遂げる必要があると語る。レッドブル・レーシングとルノーは、2014年にV6ターボパワーユニットが導入されて以降、緊張関係を築いてきた。空力レギュレーションが変更になった昨年は3勝を挙げたレッドブルだが、それでもルノーのエンジンはまだメルセデスとフェラーリの性能レベルを下回っていた。
先週末にF1オーストラリアGPが開催されたアルバート・パークはレース中のオーバーテイクが難しく、予選ポジションが大きな役割を果たすことになった。クリスチャン・ホーナーは、レッドブルが土曜日にもっと良いチャンスを得るためにはパワーユニットの改善が不可欠だと語る。「メルボルンでは軽減されていた。バーレーンではオーバーテイクできるし、中国もオーバーテイクは可能だ。エンジン性能が暴かれることになる」「ルノーのエンジンを搭載する全マシンが様々なダウンフォース量でグループ分けされた土曜日のスピードトラップに目を向けなければならない。そこが我々が進歩する必要のある部分だ」「進行中のものはある。ルノーは手掛けている全てのことを明らかにしているわけではないが、我々がプッシュしている部分であることは確かだ」「それとは別に、予選のためにクルマが離れた際のパルクフェルメのようにエンジンモードもガレージを離れた瞬間からグランプリの最後まで同じであるべきかもしれない。同じエンジンモードであるべきだと言えるかもしれない」F1オーストラリアGPでは、ダニエル・リカルドがキミ・ライコネンの後ろで身動きが取れなくなってはいたものの、レース中のファステストラップを記録。レッドブルは強力なペースを示した。クリスチャン・ホーナーは、レッドブルは自身の弱点に取り組んではいくものの、1周のエンジンパフォーマンスの改善を望んでいると述べた。「いくつか良い情報が得られたと思う。我々に優れたレースカーがあるのはわかっているし、我々にとってネガティブな部分はまだ予選での不足分だ。“パーティモード”・・・我々もルイスのパーティに参加したいものだ」「とにかく我々は全てのことに取り組んでいくし、ドライバーからのフィードバックを取り入れ、我々が改善したいハンドリング特性に取り組んでいく」
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