レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、5月までに2019年のエンジンサプライヤーを決定しなければならないとするルノーの要求に反論した。今年、姉妹チームのトロロッソはホンダをF1エンジンサプライヤーに迎えており、レッドブルが2019年にホンダとの契約にオープンであることは秘密ではない。
現在、レッドブルはルノーのカスタマーエンジンを使用しているが、クリスチャン・ホーナーはルノーの現行F1パワーユニットのパフォーマンスは限界に達していると考えている。そして、レッドブルとルノーの関係は緊張状態にある。「今年がどのような展開になるか見てみなければならないが、パワーが不足しているときはクルマで補わなければならない」とクリスチャン・ホーナーはコメント。今年、ルノーは、エンジン開発を最大化するためにドライバーあたりの3基のエンジン制限を無視する勧告する可能性が示唆されている。「どこが3基だけの使用でいけるか興味深いが、レギュレーションがより緩慢であったとしても、パフォーマンスの順番は変わらないだろう」「この世代のエンジンレギュレーションの問題は、ルノーにとって、メルセデスやフェラーリほど適していないということだ」最近、ルノーF1のチーム代表であるシリル・アビテブールは、レッドブルは今年の5月までに2019年にルノーとホンダのどちらのF1エンジンを使用するか決定しなければならないと述べていた。しかし、クリスチャン・ホーナーは、その最終期限は間違っていると語る。「我々が理解しているのは、5月はFIAに意向を示さなければならない時期であり、必ずしもコミットメントを意味するものではないということだ」「夏の終わりに決定することになるだろう。それが決断しなけれなならない現実的なタイミングだ」実際、ホンダはトロロッソと驚くほど強力なプレシーズンテストを過ごしており、今のところ、レッドブルにとってのフロントランナーはホンダからもしれない。「ホンダはトロロッソと素晴らしいスタートを切った」とクリスチャン・ホーナーは同意する。「もちろん、我々はシーズン前半に彼らの進捗状況を見守る良い立場になる。大きな関心をもってフォローしていく」