レッドブルは、マックス・フェルスタッペンを優遇しているとの説を否定。チームに“ナンバー1”ステータスは存在しないと述べ、フェルスタッペンとダニエル・リカルドを平等に扱っていると主張した。ダニエル・リカルドは、ドライバーズ選手権をマックス・フェルスタッペンよりも上位の5位で終えたが、勝利数ではフェルスタッペンが2勝を挙げ、1勝のリカルドを上回った。
マックス・フェルスタッペンは、レッドブル・レーシングと新たに2020年までの3年契約を締結。一方、2018年末で契約が切れるダニエル・リカルドはまだ契約を決めかねている。レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、マックス・フェルスタッペンとの契約を発表したプレスリリースのなかでフェルスタッペンが“自分の周りにチームを作る最高の場所にいる”と発表時に述べていた。この状況から、将来的にマックス・フェルスタッペンがチームの“ナンバー1”ドライバーになるのではないかとの推測が広めっている。「マックスをひいきしたことはない。だが、予選では大部分で彼の方が速かった」とレッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは Crash.net にコメント。「彼のシーズンは7つのDNFによって簡単ではなかったし、実際、彼の士気が下がっていたこともあった。だが、それは彼にとって険しい学習プロセスだったが、彼は以前よりも向上した。2つの勝利がその証拠だ」「我々にはナンバー1はない。二人のドライバーが同等の扱いを受けている。順位関係を定義するのは彼ら次第だ。私は常に速い方を好むだろうがね!」今季、レッドブルはシーズン序盤にファクトリーとの空力面の相関関係に問題を抱え、スロースタートを切った。それが修正されたあと、今後はエンジンに信頼性問題が発生した。ヘルムート・マルコは、二人のドライバーがお互いをプッシュすることでシーズンを通して進歩を遂げたと考えている。「リカルドは前半戦でやや苦戦したが、その後適応した。いくつかの場面では、マックスと同じ、時には速いこともあった」「私の意見では、二人のドライバーは昨シーズンから発展している。彼らはお互いを次のレベルへと押し上げたし、来年はトップへと進むことを期待している」「状況によって・・・運と言っておこう・・・我々は10以上のDNFがあった。想像してみてほしい! この抜きんでた記録がそれ自体を物語っている。それがなければ、我々は両方のチャンピオンシップでさらに上位にいただろう。おそらく2位は我々のものだっただろう」
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