レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、F1アメリカグランプリの決勝でマックス・フェルスタッペンに5秒加算ペナルティを科したFIAスチュワードの決定は“信じられないくらい厳しい”ものだと激しく非難した。エンジン交換によるペナルティによって16番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペンは、最終ラップのターン17でキミ・ライコネン(フェラーリ)をかわして3位でフィニッシュラインを通過した。
しかし、マックス・フェルスタッペンは、表彰台への待機室で準備をしていたときに、キミ・ライコネンへのオーバーテイクに5秒加算ペナルティを科せられて4位に降格したことを伝えられた。FIAはペナルティについて「スチュワードはビデオの証拠を調べ、カーナンバー33(フェルスタッペン)が4輪すべてがトラックを離れ、少なくとも50cmはコースを出て、そうすることでカーナンバー7(ライコネン)をオーバーテイクしたと結論づけた。ドライバーは恒久的なアドバンテージを得た」と説明。しかし、クリスチャン・ホーナーは、他の多くのドライバーがトラックリミットを越えても罰せられておらず、マックス・フェルスタッペンへのペナルティは一貫性のない決定だと考えている。「今日はずっとクルマがコースを出ていたが、何もアクションはなかった。マックスにペナルティを科すのは信じられないくらい厳しいものだと思う」とコメント。「間違っている。我々も調べてみるが、私にとってはフェアで激しいレースだった。スチュワードは悪い判断をしたと思う」「彼らは厳しい方法でそれを行った。我々は今日、いや週末ずっとクルマがコースオフしているのを目にしてきた。この段階で彼がペナルティを科せられるのは正しいことではない」マックス・フェルスタッペンが、レース後に表彰台を失ったのは今回で2回目。昨年のメキシコGPでもコース外でアドバンテージを得たとして5秒加算ペナルティを科させられて降格している。関連: