インフィニティは、市販車開発においてF1のチャンピオンチームであるレッドブル・レーシングとの協力を検討しているとイギリスの WHATCAR? が報じた。日産の海外高級ブランドであるインフィニティは、今年レッドブル・レーシングと2年間のスポンサー契約を締結している。報道によると、インフィニティは今後2年以内にレッドブルの名前を冠したハイパフォーマンスモデルを発売する可能性があるという。
インフィニティのモータースポーツ部門の責任者サイモン・スプロールは「レッドブルとの関係は5戦だけだが、その道筋は続いていき、より密接に仕事をすることになるだろう。そのひとつの方法が乗用車プロジェクトだ」とコメント。サイモン・スプロールは、どのようなプロジェクトであっても「説得力」がなければならないと強調。営業・マーケティング面での自動車メーカーとレースチームの成功事例としてルノー・クリオ・ウィリアムズを挙げた。サイモン・スプロールは、プロジェクトのベースとなる車は大幅に改良されることになるため発売前に再承認を受けなければならないだろうと述べた。ルノー・クリオ・ウィリアムズは1992年に限定500台で発売され、後にさらなるスペシャル・エディションほどの成功を収めたが、全体的なエンジニアリング面を担当したはウィリアムズF1チームではなくルノーだった。しかし、レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、チームのF1エンジニアをプロジェクトに投入することを考えていると述べた。「関与しない理由はない。我々は、レッドブルがF1伝統あるメルセデスなどに対抗できることを証明した。我々の専門知識を乗用車(の開発)に活用することは、当然な成り行きだろう」関連:F1-Gate.com YouTubeチャンネル
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