ビザ・キャッシュアップRBの車両パフォーマンス担当チーフエンジニアを務めるクラウディオ・バレストリが、2024年F1オーストリアGPの土曜日に行われたスプリントと予選を振り返った。スプリントでは角田裕毅が13位、ダニエル・リカルドが15位でフィニッシュするなかでデータを収集。予選ではダニエル・リカルドがQ3までわずか0.010秒差でQ3進出を逃して11番手だった一方で、角田裕毅は14番手に沈んだ。
「スプリントでは、2台ともユーズドタイヤでスタートすることにした。2人とも良いペースで走り、順位を上げていくことができた。裕毅は13位、ダニエルは15位。他のドライバーとのペースの差はごくわずかだったようだ」とクラウディオ・バレストリはコメント。「スプリントは、いつも通り、異なるレベルのトラフィックでマシンがどのように動作するかをより深く理解するための多くのデータを提供してくれる。この貴重なデータを見て、我々は予選に向けて両車のセットアップを変更することを決めた。主な目標は、低速パフォーマンスを損なうことなく高速でのバランスを改善することだった」「予選セッションは、ユウキが14位、ダニエルが11位で終了し、Q3進出まであと一歩のところまで迫った。この結果は、我々が施した変更が正しい方向性であったことを証明している」「今はレースの準備に専念している。 明日は容易な戦いにはならないだろうが、それでもポイント獲得を目指す」