キミ・ライコネンは、来年もF1でレースを続けるかまだ決めていないと語る。ライコネンは、2007年にフェラーリに加入してワールドチャンピオンを獲得したが、フェラーリは、ライコネンと2010年末まで契約があるにもかかわらず、来年からライコネンに代えてフェルナンド・アロンソと契約を結んだことを発表した。マクラーレンへ復帰するとの見方が強いライコネンだが、F1でレースをするかしないかをまだ考えていることを認めた。
「これまで、僕にはまだ決定する時間があったので来年についてあまり話してこなかったし、決まったら教えるよ」とライコネンは語る。「現在、次にしたいこと、レースを続けるかどうか決めていない。僕には来年の契約gああったけど、今はないので、状況は変わっている。レースをするかもしれないし、しないかもしれない」ライコネンは、WRCに転向する可能性もあるとしている。「そうだね。WRCをする可能性はあるし、F1を続けるのと同じくらいの可能性がある。来シーズンが始まる前に決めるのは確かだよ!F1に留まるなら、チャンピオンシップを争う可能性がないような小さなチームには行かないだろう」「来年レースをするなら、それが僕の目標だし、そうでなければF1にいる理由はない。僕は望んでいたことを成し遂げたけど、もちろんレースをするなら、もっと多くのレースやタイトルに勝ちたい」ライコネンは、契約を解除することに同意したのには多くの理由があったと語り、その根拠に満足してると主張する。「今回起こったことには多くの理由がある。たとえF1で契約があったとしても、人生には常に異なる選択肢がある。今回起こったこと、そして僕たちが同じ決定に達した理由はひとつではない」「それでも今回の決定には満足しているし、僕にはまだ良い未来があると思う。通常、契約があるときは終わりまで縛られる。でも、そうならない理由があった。でも、こうなったことは問題ないよ」「チームに関してはなにも悪いことはなかったと言わなければならないし、僕たちは常にに良い関係だった。誰もフェラーリがこのようなシーズンを過ごすとは思っていなかったと思うし、それは状況をとても難しくした。でも、上位にいるクルマを届けられないとき、このようなことはF1では時々起こる。でも、今回は一年だけだし、次に何が起こるか様子をみてみるよ」「違ったことはしたくない。もちろん、もっと多くのレースに勝ちたいけど、人生の決定に関しては、これまでしてきたことと違うことはしたくない。振り返ればいつだって、成し遂げてきたことには満足している。違ったことをしていたかもしれないと思うけど、振り返って言うのは簡単だ」「でも契約以外のことは何も違ってはいない。フェラーリで僕はタイトルに勝つという目標を達成した。素晴らしい時間だったし、もっと難しい時もあった。でも、これはビジネスの一部だし、このような時期も切り抜けなければならない。僕たちは多くのチャンピオンシップに勝った。僕が1つ、チームが2つ。僕には幸せな思い出がある」