フェラーリのキミ・ライコネンは、F1ロシアGPの決勝でチームメイトに勝利を奪われたバルテリボッタスに“ビールでも飲んで忘れろ”とアドバイスを送った。キミ・ライコネン自身、フェラーリで幾度となくチームオーダーの犠牲になってきた。フェラーリの戦略によってセバスチャン・ベッテルに順位を譲ることを強いられ、2013年のF1オーストラリアGP以降、勝利から遠ざかっている。
バルテリ・ボッタスは、F1ロシアGPでポールポジションを獲得。レースでも中盤までリードしていたが、チャンピオンシップを見据えたメルセデスはルイス・ハミルトンを勝たせることを選択。ハミルトンは“最も誇りに思えない勝利”だと述べ、ボッタスも“トロフィーは持っていないけど、今週は僕がウイナーだったと思う”と悔しさをにじませていた。キミ・ライコネンは、同じフィンランド出身のバルテリ・ボッタスにすぐに忘れるようアドバイスした。「理想できなことではないけど、人生とはそういうものでもある。自分ではどうするものもできないこともある」とキミ・ライコネンはコメント。今後、バルテリ・ボッタスはどうやってモチベーションを維持していけばいいかとの質問にはライコネンらしいアドバイスを送った。「わかんないけど、何杯かビールでも飲めばいいかもしれない」