ポルシェAGの取締役会は、10月18日の会議において、ツッフェンハウゼンによる2台目のフル電動スポーツカーとなるミッションEクロスツーリスモの市販化にゴーサインを出した。ポルシェは、2018年のジュネーブモーターショーで発表されたこの車両の生産のために、ツッフェンハウゼンの本社工場に新たに300人の雇用を創出する。
今年のジュネーブモーターショーで発表されたコンセプトモデル、ミッションEクロスツーリスモはショーの目玉としてモーターショーの来場者やメディアから好評を博した。4ドアのクロスツーリスモは800Vのシステムを搭載し、急速充電ネットワークへの接続が用意されている。システム出力は600PSを誇り、航続距離は500 km(NEDC)に達する。この車両はタイカンの派生モデル。初のフル電動スポーツカーであるタイカンは、2019年にヨーロッパで発売される。タイカンの導入はツッフェンハウゼンで1200人の新たな雇用を創出する。持続可能な生産を重要視し、カーボンニュートラルを実現している。ポルシェは、2022年までにエレクトロモビリティのために60億ユーロ以上を投資する予定としている。