ポルシェは、2016年のWEC世界選手権に参戦するLMP1マシン『919ハイブリッド』を発表した。2015年、ル・マン優勝、マニュファクチャラーズチャンピオンシップおよびドライバーズチャンピオンシップを獲得したポルシェ。2016年は、2台のポルシェ919ハイブリッドがゼッケン1と2をつけてWECシーズンに挑む。
2016年型『919ハイブリッド』は基本的なシャシー構造とパワートレインのコンセプトは維持しながら大幅な改良がなされている。919のハイブリッドシステムは、最新のダウンサイジングダーボテクノロジーと2リッター4気筒の効率的なフューエル・ダイレクト・インジェクションを兼ね備え、2つのエネルギー回生システム(フロントアクスルからの制動エネルギーと排気エネルギー)の電力を保存するためにリチウムイオンバッテリーを使用し、約1,000PSの最高出力を発生する。ドライバーに変更はなく、ティモ・ベルンハルト(ドイツ、35歳)/ブレンドン・ハートレー(ニュージーランド、26歳)/マーク・ウェバー(オーストラリア、37歳)組が1号車、ロマン・デュマ(フランス、38歳)/ニール・ジャニ(スイス、32歳)/マルク・リーブ(ドイツ、35歳)が2号車のステアリングを握る。