ピレリは、F1カナダGPの決勝で各ドライバーが使用可能な持ちタイヤ数を発表した。ピレリは、モントリオールにC3(ハード/ホワイト)、C4(ミディアム/イエロー)、C5(ソフト/レッド)という最も軟らかいレンジのコンパウンドを持ち込んでおり、決勝ではハードもしくミディアムのいずれか1セットを使用されなければならない。
ピレリによると、F1カナダGPの決勝は1ストップ戦略が主流になると見ており、ミディアム - ハードの場合は35~40周、ソフト-ハードの場合は5~8周がピットストップのタイミングと推定している。メルセデスとフェラーリはミディアムからのスタート。それ以外のトップ10ドライバーはソフトタイヤでのスタートとなる。F1 カナダGPの決勝は6月9日(日)27時10分(現地時間 14時10分)からスタートする。マリオ・イゾラ (ピレリ カーレーシング責任者)「予選は単純なセッションとはいかず、Q2終盤に起きた中断が最後の走行に影響を及ぼした。このセッションは戦略的に重要なものとなり、5人のドライバーが序盤のランをミディアムタイヤで走っていたが、このコンパウンドで突破したのはフェラーリとメルセデスだけとなった。レースは再び暖かいコンディションになると予想しているので、レース戦略を考える上でソフトとミディアムのコンパウンドはサーマルデグラデーションの管理が非常に重要になってくるだろう。コースレコードを更新するラップをたたき出したセバスチャン・ベッテルとフェラーリを祝福たい。そして、5年前に初勝利を飾ったコースで、今度はルノーのために4番グリッドを確保したダニエル・リカルドにもおめでとうと言いたい」