ピエール・ガスリーは、来月ルノーCEOのルカ・デ・メオが辞任することがアルピーヌF1チームにどのような影響を与えるのか、自分には分からないと認めた。ルノーが管理するエンストン拠点のこのチームは、ここ数年にわたり不安定な運営が続いており、今回のデ・メオによる突然の辞任もまた、チームにとって新たな打撃となった。
58歳のデ・メオは、ちょうど1年前にイタリア出身のフラビオ・ブリアトーレをアルピーヌF1の「エグゼクティブ・アドバイザー」として個人的に任命しており、その後、オリバー・オークスが辞任したことでブリアトーレの影響力はさらに強まっていた。しかし、日曜遅くにモントリオールを後にする際、ブリアトーレは、デ・メオの7月の辞任がF1チームに与える影響は「何もない」と断言した。それとは対照的に、この大きなニュースに対してより冷静な反応を示したのが、チームのリードドライバーであるピエール・ガスリーだった。「僕はルカととても良い関係を築いている」とガスリーは仏『L’Equipe(レキップ)』に語った。「チームに僕を加入させてくれたのは彼なんだ」「彼はとてもインスピレーションを与えてくれる人物だから、まず最初の反応としては、彼が去ることを残念に思っている」ガスリーはすでに2026年まで契約を結んでおり、その年からアルピーヌはメルセデス製のギアボックスと、ドイツメーカーのカスタマーF1パワーユニットを初めて使用することになる。この移行、つまりルノーのワークスF1エンジンプログラムの終了という物議を醸す決定を下したのも、デ・メオだった。ガスリーは続けた。「チームとして、すべてが完璧というわけではないけど、ファクトリーではポジティブな動きが起きている。2026年に向けて、この流れを維持しないといけない。パフォーマンスが大きく変わる可能性があるからね」「それを常に念頭に置く必要がある」と、月曜日にニューヨークで行われた新作F1映画のプレミアに出席した29歳のガスリーは付け加えた。デ・メオの辞任について具体的にどう思うかについては、ガスリーはこう語った。「チームにとってどういう意味を持つのか、マネジメント陣と話して確認する必要がある」
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