アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーは、2021年シーズンに自己最多ポイントを獲得したが、2020年にモンツァで勝利を達成したときのような感覚をもたらすことはできなかったと語る。ピエール・ガウリーは、2020年のF1イタリアGPでこれまでで唯一となるF1初勝利を挙げ、アルファタウリにトロロッソとして知られていた2008年のセバスチャン・ベッテル以来となる業績をもたらした。
今シーズンは、ピエール・ガスリーは、傑出したドライバーのひとりとして活躍。F1アゼルバイジャンGPで3位表彰台を獲得し、昨年の75ポイントから110ポイントまで獲得ポイント数を伸ばした。また、アルファタウリがトロロッソ時代を含めてF1で100ポイントを超えたのは初めてとなる。だが、ピエール・ガスリーは、F1で初優勝した後にもたらされた感覚をまだ経験してないと語る。「今年は勝利がなかったし、勝利の感覚に勝るものはない」とピエール・ガスリーはコメント。それでも、ピエール・ガスリーは、フェラーリやマクラーレンに定期的に挑戦するペースがあったシーズンを喜んでいる。最終的にコンストラクターズチャンピオンシップではアルピーヌF1に13ポイント差の6位でフィニッシュしたが、ワークスチームが相手であることを考えれば、印象的な成果だ。「でも、シーズン全体で22レースを楽しんだと言わなければならない。フェラーリ、マクラーレンと戦って、ポイントを争えることを知って週末にレースに臨めた。それはまた別の興奮だった」とピエール・ガスリーは続けた。「そして、僕はシーズンを通してそれを愛していたと言わなければらない。来年もそうなることを本当に望んでいる」最終戦でアルピーヌF1を逆転することを目指して臨んだ最終戦では、角田裕毅が4位入賞、ピエール・ガスリーが5位入賞を果たして22ポイントを獲得。チームとして最高の結果を残した。アルピーヌF1は、ペース面ではアルファタウリほど一貫してなかったが、F1ハンガリーGPでのエステバン・オコンの優勝、F1カタールGPでのフェルナンド・アロンソの3位表彰台などに助けられた。ピエール・ガスリーは、F1でのベストシーズンの後、アルピーヌF1の業績とアルファタウリ・ホンダを称賛した。「彼らは良い仕事をした。僕たちは非常にうまく機能していたし、(ランキング)5位で終えることができたかもしれないけど、それは実現しなかった」と彼は付け加えました。「それでも僕たちが達成したこと、自分が達成したことを非常に誇りに思っている、110ポイントはアルファタウリで頻繁に起こることではない。今シーズンはとても楽しかった」F1は、2022年に大幅なレギュレーション変更を導入。マシンは完全に新しいものとなり、勢力図において順位を上げる機会でも、下げる機会でもある。ピエール・ガスリーは、この段階でアルファタウリがどちらの方向に進むかは分からないが、2021年シーズンは今後の成功したシーズンへの自信を与えたと語る。「来年は大きく異なる可能性があることは分かっている。同じかもしれないし、良くなるかもしれないし、悪くなるかもしれない」とピエール・ガスリーはコメント。「でも、最終的にはチームがこのようなパフォーマンスできたことに満足している。それは来年への希望を与えてくれる」