ピエール・ガスリーは、F1カタールGPでフロントローからポイント圏外に落ちることになったアルファタウリ・ホンダF1の“衝撃的”なペース不足にフラストレーションを露わにしている。予選を4番手で終えていたピエール・ガスリーは、マックス・フェルスタッペンとバルテリ・ボッタスのペナルティにより、ルイス・ハミルトンの隣のフロントー2番グリッドに昇格した。
週末を通してセッションをトップ4位内で終えていなかったピエール・ガスリーは、レースではすぐに苦戦し、13周目という早いタイミングでピットインしたときには5番手を走行していた。ピットストップによってポイント圏外に脱落したピエール・ガスリーはトラフィックに苦しみ、10番手からの2回目のピットイン後は、11位までしか挽回できなかった。「本当にフラストレーションを感じている。基本的に僕たちのペースは衝撃的だった」とピエール・ガスリーはコメント。「現時点では、僕たちは答えを持っていない。でも、最初の数周はフェルナンド(アロンソ)についていこうとしていた。かろうじてついていくことができていたし、その後、僕たちは積極的なツーストップ戦略を試みたけど、まったくペースがなかった」「衝撃的だった。マシンのなかでできるだけハードにプッシュしていた。フェルナンドよりフレッシュなタイヤを履いていても、中古タイヤを履いている彼から何マイルも離れていた。とてもイライラした」ピエール・ガスリーは、アルファタウリ・ホンダがどうして遅かったのか理解できないと述べ、土曜日の予選Q3でダメージを受けた後にマシンに加えられた変更が原因ではないかと考えている。「昨日の予選でのインシデントの後、フロントウィングとフロアを変更した。それが影響を与えたかどうかは分からない」とピエール・ガスリーは語った。「レースでは予選で使ったミディアムタイヤを再び使った。新品ではなかった。それが影響したかどうかは分からない」「タイヤを本当にハードにプッシュしていたので、すべてをレビューする必要がある。今日はラップタイムがそこになかった」異なる戦略は可能だったかと質問されたピエール・ガスリーは「5ストップでも、3、2、1ストップでも可能だったかもしれないけど、そこは問題ではない」「正直、問題はペースだった。僕たちは遅すぎたし、セバスチャン(ベッテル)の後ろにいても彼を追い抜くことができなかった。ペースがなかったし、とてもイライラした」アルファタウリ・ホンダF1は、F1カタールGPをノーポイントで終えたが、ライバルのアルピーヌF1は、フェルナンド・アロンソが3位、エステバン・オコンが5位と25ポイントを加点。そのままランキング争いの差は25ポイントとなった。「予選をトップ10で通過できる良いペースがあったマシンが、どうして2台揃ってレース全体で後退し、スピードの兆候をまったく示さなせなかったのか理解できない」とピエール・ガスリーは語った。「そこがメインだ。アルピーヌがどこで終えたかを見ると、もちろん、とてもイライラするけど、結局のところ、僕たちは自分自身に客観的である必要がある」「彼らは僕たちよりもはるかに優れた仕事をした。僕たちは彼らを祝福することができる」