ピエール・ガスリーは、レッドブル・ホンダのF1シート喪失について心配はしていないと主張する。トロロッソ・ホンダを卒業し、今年からレッドブル・ホンダに昇格を果たしたピエール・ガスリーだが、プレシーズンテストでクラッシュを喫するなどスタートから印象は悪く、シーズンが開幕しても苦戦。ドライバーズ選手権では6位だがチームメイトのマックス・フェルスタッペンから63ポイントの大差をつけられている。
今シーズンここまでピエール・ガスリーは5位以上でフィニッシュできておらず、予選ではマックス・フェルスタッペンに常に0.6秒近い差をつけられて全敗。一方のフェルスタッペンは2度の3位表彰台を獲得しており、F1カナダGPでの5位を除い全戦を4位以上でフィニッシュしている。レッドブルは結果の出ないドライバーには冷酷なことで知られており、チームとの将来について心配しているかと質問されたピエール・ガスリーは「ノー。現時点でも誰も満足していないと思うし、誰よりもパフォーマンスに満足しいていないのは僕だ」とコメント。「僕はレーシングドライバーだ。僕たちにあるポテンシャルからかけ離れていると感じている。それは喜ばしいことではないし、誰も満足していな」「現時点ではとにかくすべてをまとめることに集中している。僕の側でも同じことが言えるけど、もっとうまくやれることはある。でも、僕たちがポテンシャルを発揮できていないのは明らかだ。そこが焦点を合わせていかなければならないメインのことだと思っている」「最終的にはこのような困難な状況から常に学べると思う。自分自身のことであろうと、レースの挑戦であろうとね。常に対極にあるもっと良い部分を出せると思っている」「それが僕の物の見方だ。確かに物事は僕が望んでいた通りには進んでいないけど、その段階を抜け出すことができれば、僕をもっと競争力のあるドライバーにしてくれるはずだとかなり自信を持っている」ピエール・ガスリーは、レッドブル RB15への適応に苦戦していることとの組み合わせによって、今シーズンここまでは自分の“97%”のパフォーマンスしか発揮できていないと語る。「現時点で肝心なことは、世界で最高のクルマに乗った世界で最高のドライバーのレベルで戦うときは、105%ですべてを出し尽くす必要があるということだ」「1~2%をテーブルの上に残しておくことなんてできないし、すべてをパーフェクトに行う必要がある。それにパーフェクトなときでさえ、トップにいるには不十分な場合もある」「とにかく現時点では僕たちがもっと良くすることができるエリア、自分がもっと良くすることができることはたくさんあると感じている。僕たちはたぶん97%くらいかもしれない。でも、そのレベルでは明らかに違いが出てしまう」「僕たちはどこを改善できるかをわかってるし、改善するために行動を起こしている。僕たち全員が状況を改善させるために同じゴール、同じ方向に向かって取り組んでいる」「今週末それが成果を挙げるかもしれないし、2週間後や3週間後かもしれない。僕にはわからない。でも、僕たちはできるだけ早くにパフォーマンスを発揮したいと思っている。それは誰にとっても良いことだ」「それほど結果には表れていないけど、持ってるクルマで出来る限りベストな結果を出すために可能なことをすべてやっているという感覚が増している。もちろん、現時点ではそのような感覚に満足することはできないし、それが改善しようと僕たちが努力していることだ」