ピエール・ガスリーは、F1での成功がホンダにとってどれほど大きな意味を持つかについて語った。トロロッソ・ホンダで1シーズンを過ごしたピエール・ガスリーは、今年ダニエル・リカルドの後任としてレッドブル・レーシングに移籍。2019年も再びホンダのF1エンジンを走らせる。
ピエール・ガスリーは、ホンダにとってF1で成功することがいかに重要なことであるかを自分のマシンを担当したエンジニアの湊谷圭祐との逸話を例にあげて語った。ホンダは、母国GPとなった日本GPに“スペック3”エンジンを投入。予選ではブレンドン・ハートレーが6番手、ピエール・ガスリーが7番手と揃ってQ3進出を果たした。「鈴鹿の予選で僕たちは7番手だったけど、6番手もしくは5番手になれるはずだった」とピエール・ガスリーはコメント。「ストレートでコンマ3秒を失ってしまった。予選のあと、彼に会いにいった。良い結果だったけど、僕は少し落ち込んでいたくらいだった」「でも、彼は僕にエンジンのポテンシャルをフルに発揮させてあげることができなかったと泣きそうになっていたんだ」「一緒に仕事をしてパフォーマンスに関わっている人々のそんな姿を見れるのはいつだって素晴らしいことだ」昨年、ホンダはパフォーマンスと信頼性を大幅に改善させたが、メルセデスとフェラーリとの間にはまだ埋めなければならないギャップがあり、挑戦は続いていく。「進歩というのは一貫しているものではないんだ」とピエール・ガスリーはコメント。「8ヶ月間何も見つからないときもあれば、ダイナモの作業で突然コンマ4秒を見い出せるときもある。一貫して進歩していくものではないんだ」
全文を読む