ピエール・ガスリーは、今年ホンダがF1パワーユニットで果たした進歩は、2019年シーズンにむけてレッドブルとトロロッソの両方にとって励みにになっていると語る。マクラーレンとの3年間のパートナーシップを終了し、今年からトロロッソのサプライヤーとなったホンダは、2019年からレッドブルにも供給を拡大。2015年のF1復帰以降、初めて2チームにパワーユニットを供給する。
ホンダは、マクラーレンとのパートナーシップ時代に信頼性とパフォーマンスに苦しんだが、今年は大きな改善を果たし、トロロッソ・ホンダは時折素晴らしいパフォーマンスを発揮している。ホンダは、第7戦F1カナダGPで“スペック2”エンジンを投入。そして、第16戦F1ロシアGPのフリー走行で“スペック3”エンジンを投入し、続くF1日本GPで実戦投入している。鈴鹿サーキットでは、ブレンドン・ハートレーが6番手、ピエール・ガスリーが7番手と好パフォーマンスを披露したが、決勝では誤った戦略とタイヤ磨耗によってノーポイントに終わった。それでも、ピエール・ガスリーは、ホンダの最新の進歩に励まされていると語る。「もちろん、このような前進を見ることができて本当に嬉しく思っている。本当にいい感じだ」とピエール・ガスリーはコメント。「開発が進むほど、彼らがもたらしていることが機能しているのがわかる。彼らはカナダにアップグレードを持ち込み、僕たちはすぐにそれがわかった。ソチで彼らはアップグレードを持ち込み、試してすぐにそれがわかった。本当にポジティブなことだと思う」「彼らが本気でプッシュして、大量に開発し、テストを行っていることはわかってる。来年の目標は今年とは異なるし、それはホンダにとって大きなチャンスだ。でも、それは有望だと思う」「メルセデスとフェラーリというトップ2と比較すれば、僕たちはまだ劣ってはいるけど、ホンダは追いついている。それが最も重要なことだ」ピエール・ガスリーは、ホンダがスペック3エンジンのポテンシャルを理解するための時間が比較的短かったことを考えれば、今後はパフォーマンスを向上させていくだけだと付け加えた。「新しいパワーユニットだし、僕たちはまだ全てを機能させる方法を理解する必要がある。彼らは導入をかなり早めた。理想的にはダイナモでテストするためにもっと多くの時間を望んでいた」とピエール・ガスリーはコメント。「コンマ数秒の話だ。僕たちにそれがあったら、たぶんロマン(グロージャン)にもう少し近づいて、もっと戦えていただろう」「でも、見通しはとても良いと思う。まだ改善すべきことはいくつかあるけど、最初のステップとして、エンジンの働かせ方を模索して発見できたと思うので、そこには良いポテシャルがあると思う」「新しいパワーユニットだし、僕たちはまだ全てを機能させる方法を理解する必要がある。彼らは導入をかなり早めた。理想的にはダイナモでテストするためにもっと多くの時間を望んでいた」「そこもいい感じだと思う。でも、僕たちはまだ改善できる。スペック2と比較すれば、スペック3よりもパワーは少なかったけど、ドライバビリティは良かったからね」