トロ・ロッソで初のF1公式予選に挑んだピエール・ガスリーは、平常心でセッションに挑むことができたと振り返った。ピエール・ガスリーは、フォーミュラ・ルノー・ユーロカップでタイトルを獲得し、2013年にレッドブルのジュニアプログラムに加入。2016年にはGP2でタイトルを獲得し、今年は日本にスーパーフォーミュラでランキング2位につける活躍を見せながらF1デビューのチャンスを待っていた。
そして、F1マレーシアGPでダニール・クビアトに代わってトロ・ロッソでF1デビューするチャンスを掴んだピエール・ガスリーは、初めての予選でQ2に進出し、15番手でセッションを終えた。初めて予選は緊張したかと質問されたピエール・ガスリーは「正直、マシンに乗り込んだときはびっくりしたよ」とコメント。「ぜんぜんプレッシャーは感じなかったし、とにかく良い感触だった。自分が望んでいた状態にいたんだ。『よし、ベストを尽くす時間だ。とにかくマシンでやるべきことにしよう』と考えることができたし、ピットレーンを出るときには競争力を発揮するためには何をしなければならないかを考えていた」 「実際、それに関してはとても満足している。プログラムに加入して以来、レッドブルにはかなりのプレッシャーをかけられていたし、もちろん、今日うまくやるにはこの状況をに対処しなければならないと感じていた」予選Q1では8番手タイムで次のセッションへ駒を進めたピエール・ガスリーは、Q2ではペースを改善できなかったが、アタックラップ前の準備ラップをもう少しうまくやれていれば、もっと速く走れたかもしれないと語る。「Q2の2回目の走行ではすべてを引き出すことができなかったと感じている。最終コーナーでみんなが行列になっていたので、最終セクターでタイヤを適切な温度に上げられなかった。ターン5までに0.25秒くらい失ったと思う。最終セクターで少し取り戻したけど、ベストタイムに0.1秒足りなかった」「もう少しうまくやれたかもしれないけど、それはきっと全員が同じように考えていると思う。常にもっとうまくやれると考えるものだ。全体的には良かった。それが最も重要なことだ」「レースでも引き続き頑張っていく。ラップを重ねればもっともっとうまくやれると感じている。今後に向けてはかなり有望だと思っている」 14番グリッドを獲得したチームメイトのカルロス・サインツから0.15秒差だったピエール・ガスリーは、サインツのタイムに接近できたことに満足しており、サインツは自分が成長していくためにの良いベンチマークになると述べた。「カルロスは本当に速いし、僕にとっては非常にいいベンチマークだ。僕はまだまだやらなければならないことがあるし、もっとうまくやれると思っている」とピエール・ガスリーはコメント。「どの部分が違いのかカルロスと比較できるのは良いことと思うし、すでに改善できる部分やマシンにもっと自信を持つためのアイデアはいくつかある。でも、時間をかけてやっていくつもりだ」関連:F1マレーシアGP 予選:ルイス・ハミルトンがポールポジション
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