ヴィタリー・ペトロフが、メルセデスのDTMマシンをテストした。ルノー、ケータハムからF1に57戦参戦したヴィタリー・ペトロフだが、2013年にF1のシートを喪失。昨年の夏にモスクワの赤の広場で開催されたイベント『モスクワ・シティ・レーシング』とDTMのモスクワラウンドでは、DTMカを使ったレーシングタクシーをドライブしていた。
ヴィタリー・ペトロフは、現在ポルティマオで開催されているメルセデスベンツのDTMテストに参加し、最新DTMカーであるメルセデスベンツ Cクラスクーペをドライブした。「メルセデスベンツが僕を招待し、DTMカーをドライブさせてくれたことを光栄に思っている。最新のレーシングカーのコクピットに戻る良いチャンスになった。昨年、モスクワでDTMカーを初体験しているけど、素晴らしい経験だった」とヴィタリー・ペトロフはコメント。「メルセデス・ベンツ Cクラスクーペは、コーナーでのハンドリングが素晴らしく、とても感銘を受けた。DTMは世界でも最高レベルのツーリングカーレースだと思う」メルセデス・ベンツのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは「ロシアは、メルセデスベンツにとってもDTMにとっても重要なマーケットだ。昨年のDTMのモスクワ戦は成功し、ロシア人ファンの関心は増している」と述べた。「ヴィタリーはその関心に気付いており、DTMをテストドライブしたいという希望を示した。ヴィタリーの希望を叶えることができて嬉しく思う」