レッドブル・レーシングのセルジオ・ペレスは、スペインとモナコで開催された2戦の週末を経て、第9戦カナダGPが2023年シーズンのリセットとなり、ワールドタイトルへの挑戦の希望となることを望んでいる。ペレスとレッドブルのチームメイトであるマックス・フェルスタッペンは、シーズン序盤は僅差で接戦を繰り広げ、5レース終了時点でフェルスタッペンの3勝に対してペレスが2勝、ランキングはわずか14ポイント差にとどまっていた。
しかし、モンテカルロでは予選のクラッシュでQ1敗退、決勝でもノーポイントに終わり、続くバルセロナではQ2でグラベルを通過して敗退し、4位でフィニッシュするダメージリミテーションのドライブとなった。現在、ドライバーズタイトル争いでチームメイトのフェルスタッペンに53ポイント差をつけられているペレスは、モントリオールでシーズンを軌道に戻す必要があることをよく認識している。「基本的にリセットしたい。再び前進するためにね」とペレスは語った。「モナコはすべて自分のせいだったし、本当にひどいミスをした。バルセロナの予選では、湿ったコンディションに翻弄され、良い予選を行うことができず。日曜日にその代償を払うことになった」ペレスはモナコでクラッシュを喫してQ1敗退、スペインではQ2敗退を喫した。「シーズン序盤の調子を取り戻したいと思っている。バルセロナは大変だった。クルマに難があったのはこのときだけだ。週末を通して苦労したし、バルセロナではトリッキーだった」「それを除けば、モナコでは、本当にいい週末を過ごせるペースがあったと思う。でも、追い風や先行車などに巻き込まれてしまい、ミスをしてしまった。初めて困難に見舞われたのはバルセロナだったと思う」チームメイトとして過ごした間にフェルスタッペンから学んだことで、彼のトラブルから抜け出すために使えるものは何かと尋ねられたペレスは「彼は予選で大事なときに成果を出すことができていると思う。彼は今年、まったく悪い週末を過ごしていないし、それが僕に必要なことだと思う」と語った。「もう悪い週末を過ごす余裕はない。今シーズンは2~3回、悪い週末があったと思うので、それをなくして、高い一貫性を保たなければならない」