レッドブル・ホンダF1のセルジオ・ペレスが、2021年 F1世界選手権 第7戦 F1フランスGPへの意気込みを語った。大波乱の展開となった前戦F1アゼルバイジャンGPで移籍後初勝利を挙げたセルジオ・ペレス。だが、足元をしっかりと見て、長いチャンピオンシップを見据えてマシンのポテンシャルを最大限に引き出していくことが重要だと語る。
「レッドブル・レーシング・ホンダでの初勝利は、心から誇りに感じている。1月の初めから取り組んできた多くの努力による勝利で、ハードワークは必ず報われることを示せた。チャンピオンシップを争えるマシンが2台揃っていることが分かったことも、チーム全体を大きく勢い付けるし、僕たち全員が本当に勝ちたいと思っている」とセルジオ・ペレスはコメント。「(赤旗中断からスタンディングスタートでの再開となり)たった2周ですべてを失うかもしれないと思っていたけど、ポールポジションで追われる立場のレースとなっていた。だから、完璧なスタートを決めようと思っていた。さまざまな理由からうまくいったけど、僕たちのスタートがうまく決まっても、ルイス(ハミルトン/メルセデス)のブレーキに問題が起きるなんて誰も予想がつかないことなので、運がよかったと思うし、最終的にはすべてがうまく機能した」「レース後にステファノ(・ドメニカリ/F1 CEO)に『まるでショーみたいだね!』と話したけど、彼も『ファンにとっては素晴らしかったね』と言っていた」」「僕たちはとてもいいチームだと思う!マックス(フェルスタッペン)は最高の走りをしていて、勝利にふさわしく、レースウイークを通じて完璧だった。ただ運がついてこなかっただけだ。アレックス(アルボン)は、エンジニアとともにシミュレーターで大きな貢献をしてくれた。移籍してきたとき、彼がこんなにオープンに接してくれるとは思っていあんかったが、マシンの挙動を詳しく説明してくれて、初日から彼がそばにいてくれてとてもよかった。本当に感謝しているし、彼がチームと多くの仕事に取り組んでくれてありがたいと思っている」「まだ6戦を終えただけだし、これまでも言ってきたように、いまどの位置にいるのかではなく、最終戦のアブダビをどの位置で終えるかが重要だから、コツコツと取り組み続けて、マシンのポテンシャルを最大に引き出していかなければならない。長年F1の世界にいるので、いろいろなことが起こるのは分かっている。足元をしっかりと見て、過去は振り返らずに前を向き続けていくべきだ」
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