F1アゼルバイジャンGPでレッドブル・ホンダ移籍後初勝利を飾ったセルジオ・ペレスだが、実は油圧システムにトラブルを抱えており、リタイアに追い込まれる危険がある状況だった。大波乱となったF1アゼルバイジャンGP。レッドブル・ホンダF1が1-2の必勝体制で進めていたレース終盤、トップを走行していたマックス・フェルスタッペンがタイヤトラブルでウオールにクラッシュしてリタイア。
赤初中断後、実質残り1周でスタンディングスタートで再開したスタートで、セルジオ・ペレスは、2番手のルイス・ハミルトンに抜きかけられたが、ハミルトンは1コーナーで止まり切れずにエスケープへ。トップを守って、昨年のF1サヒールGP以来となる通算2勝目を挙げた。だが、チェッカーを受けた直後、セルジオ・ペレスは無線でコース脇にマシンを停めるように指示され、表彰台には走って戻ってきた。この件についてレッドブル・ホンダF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、油圧システムに問題を抱えており、ストップする可能性もあったことを明らかにした。「彼は素晴らしかったし、セルジオは週末を通して速かった。彼が走れなかった唯一のラップは昨日の予選で、Q3での最初の走行だった」とクリスチャン・ホーナーはスカイF1に語った。「しかし、彼のレース、レースでのペースは見事だった。彼はフェラーリにパスしたが、実際にピットストップに深く入り、マークを逃さなければ、マックスもオーバーカットしていたかもしれない。インラップのペースも素晴らしかった」「彼がルイスを懸命にレースしているのを見ているとき、彼は油圧の問題も抱えていた。我々はマシンがレースの終わりに到達しないのではないかと本当に心配していた」「リスタートして負けると思っていたかもしれませんが、ありがたいことに、すべてが非常にうまく機能し、セルジオは素晴らしい仕事をしてくれた」「彼は策士なドライバーで、機敏なレーサーで、本当にいいレースをする」「我々は突然マックスを失った絶望から抜け出した。我々はチャンピオンシップのリードを失うところだった。ルイスはリスタートで彼を抜いてレースに勝っていたかもしれない。これはこのレースがジェットコースターであることを示している」「突然、それほど悪くはなくなり、実際に我々ここでチャンピオンシップで同じリードを維持し、コンストラクターを拡大した」
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