セルジオ・ペレスは、レッドブル・ホンダのF1マシンの感触を掴むためにプライベートテストで旧型マシンを走らせることになるようだ。今年、セルジオ・ペレスは、アレクサンダー・アルボンの後任としてレッドブル・ホンダF1に加入。シミュレーターで走らせたレッドブルのマシンは“非常に異なっていた”と語っており、これまでのキャリアでホンダF1のエンジンを搭載したマシンを走らせた経験もない。
また、今年はプレシーズンテストが3日間に制限され、ドライバーあたり1日半の走行しかできないため、移籍組やルーキーにとっては準備期間が少ない。報道によると、レッドブル・ホンダはセルジオ・ペレスのために旧型車でのテストを計画しているという。レギュレーションでは、2年以上前のマシンであれば、自由に走行距離を重ねることが可能となっている。テストはシルバーストンで1日もしくは2日間行われ、使用されるマシンは2019年のレッドブル・ホンダ RB15、またアルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅がデビューに向けてプライベートテストで走行している2019年のトロロッソ STR14、あるいは2018年のSTR13が使用されるという。レッドブル・レーシングのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、3月12日から14日にバーレーンで行われる3日間の公式プレシーズンテストに言及。「彼にとってたった1回のテストですぐに自分のやり方を見つけるのは非常に難しいだろう」と motorsport-total.com に語った。「セルジオには多くの経験を積んでいるという強みがある。もちろん、我々は彼がマックスと接戦を繰り広げ、彼に挑戦できることを期待している。かつてダニエル(リカルド/現マクラーレン)とマックスが3シーズンにわたってそうだったようにね」「セルジオがチームにとって重要な役割を果たし、2台のマシンをコンスタントにメルセデスに近づけてくれることを期待している」