セルジオ・ペレスは、自身が移籍を断ったルノーの獲得リストの上位にニコ・ヒュルケンベルグがいたことはわかっていたと述べた。マレーシアでセルジオ・ペレスが2017年もフォース・インディアに残留することを発表した後、ルノーはニコ・ヒュルケンベルグに素早く狙いを変え、日本GP後に複数年契約を結んだ。
フォース・インディアでニコ・ヒュルケンベルグと3シーズンでチームメイトを務めたセルジオ・ペレスは、ルノーが二人のドライバーに興味を持っていることを知っていたと述べた。「僕がそこに行かない場合は、ニコが彼らのリストで非常に重要なことはわかっていた。なので、予想はできたことだ」とセルジオ・ペレスはコメント。自身の決定は、ルノーがフォース・インディアほど良いチームだと思わなかったからかと質問されたセルジオ・ペレスは「それとは無関係だ」と述べた。「それは僕がチームを信じているという事実以上のことだと思う。僕にとってここがベストな将来だと思っているし、もう一年残留するという決定をしたのはそれが理由だ」セルジオ・ペレスは、ニコ・ヒュルケンベルグのような力強いチームメイトがいて、お互いが能力の最大限を発揮できたことが、過去3年間にわたるフォース・インディアの前進を助けたと述べた。「とても良かったし、僕とニコとの関係は良かったと思う。でも、それだけでなく、僕たちのレベルは全てのプラクティスで本当に僅差だったと思う。それはチームにとってたくさんの意味がある。僕たちはチームをプッシュしたし、実力が拮抗した2人のチームメイトを起用することがチームの利益になることを示した」「予選で自分がパーフェクトなラップをしなければ、彼は僕を倒すだろうことは常にわかっていたし、逆もまた同じだ。レースでもそうだ。レース毎にそれはとにかくチームを助けた。シーズンを通して、悪いクルマのときも良いクルマのときも一緒だったからね。でも、お互いのクルマの最大限を引き出すことが常に重要だった」「間違いなく、ニコはF1で今までで最強のチームメイトだったと思う」セルジオ・ペレスは、彼自身のパフォーマンスを出来るだけ高いレベルで維持できるようにフォース・インディアが同じ質をもった後任と契約することを望んでいる。「もちろん、僕たちは出来る限り最高のチームメイトを求めているし、どんなドライバーが来ても、正しい姿勢でここに来て、もちろんは速いドライバーで、チームを改善し、クルマを改善することに一緒に取り組むために姿勢を見せてくれることを願っている。それは重要なことだ。大きな差を生むからね」「もし、いくつかのチームで目にしているように、あまりにペースが離れているドライバーであれば、クルマの最大限を引き出すことはできない。良いラップじゃなくても、チームメイトを倒せるとわかってしまうからね。僕にとっては最速のチームメイトを持つことが重要だと思う」