過去にF1に参戦していたことでも知られるオランダの高級スポーツカーメーカー『スパイカー』が経営破綻した。スパイカーは2日(火)、「オランダの地方裁判所に、破産法の適用を申請した」と発表。スパイカーは、2010年にスウェーデンの自動車メーカー『サーブ』を買収して話題となった。
しかし、その後は経営不振に陥り、2012年12月に中国のヤングマン(浙江青年蓮花汽車集団)からの出資を受けた。最近では、新型スポーツカーの『B6ヴェナトール』の量産化を目指していた。スパイカーのビクター・ミューラーCEOは、「この数年間、スパイカーは困難な状況に直面してきた。そして、取締役会で慎重に議論を重ねた結果、破産法の適用申請を決断した」と述べた。スパイカーは、2006年シーズン途中にMF1レーシングを買収してF1参戦。2007年には第11戦から山本左近がレースドライバーを務めた。同年末にフォース・インディアにチームを売却した。