レアル・マドリードのゴールキーパーであるティボ・クルトワが来年、F4にチームを結成し、モータースポーツ界に参入すると報じられている。メディア関係者によると、チームはラ・リーガ2回優勝、チャンピオンズリーグ1回優勝のクルトワ(Thibaut Courtois)の頭文字を取って「TCレーシング」と呼ばれることになるという。
クルトワは大のモータースポーツファンであり、熱心なシムレーサーであることで知られており、2023年のモナコGPを含め、F1のパドックで何度も目撃されている。報道によると、クルトワは元マルシャのF1ドライバーであるロベルト・メルヒと提携してこのチームを創設し、メルヒは顧問の立場にあると報じられている。TCレーシングはおそらくスペインF4での活動を開始し、その後他のジュニアシリーズに移ることになるだろう。スペインF4は、カートを卒業したドライバーにとっての登竜門として知られている。今年のシリーズでは、スペインの有名なサーキットで 3 つのレースが5ラウンド行われる。これらのコースには、F1スペインGPが開催されるバルセロナ・カタルーニャ・サーキットやヘレス・サーキットが含まれる。スペインF4は、クルトワとTCレーシングをポルトガルのエストリルやベルギーのスパ・フランコルシャンにも連れて行くことになる。スパ・フランコルシャンは、バルセロナ・カタルーニャ・サーキットと同様、設立間もないTCレーシングにビッグリーグの味を与えるだろう。スペインのタASは、クルトワのTCレーシングはまだ「具体的な体制」を形成しておらず、来シーズンに向けてまだ初期の人材募集段階にあると報じている。クルトワは、新型コロナウイルスのパンデミック中にF1 Eスポーツバーチャルグランプリシリーズにレースに参加した最初の「セレブ」ゲストの1人であり、実際のF1ドライバーと一緒にレースをした。シルバーストーンのシミュレーション版で、現在はウィリアムズのドライバーであるアレックス・アルボンをオーバーテイクするエキサイティングな瞬間もあったアルボンは「どうして彼はそんなに速いんだ?! どうなってるの? 彼はどんなエンジンを積んでいるの?!」と叫んだ。メルセデスのF1ドライバーであるジョージ・ラッセルも「プロのゴールキーパーに追い抜かれたところだ!」とジョークを加えた。クルトワがF1スター選手と肘打ちをしたのはこれだけではない。レアル・マドリードが公開したビデオでは、カルロス・サインツ(大の“マドリディスタ”)とFIFAゲームで対決している。
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