F1界は、深刻化する新型コロナウイルスの感染拡大に厳戒態勢を取り始めている。ルノーF1チームのエステバン・オコンは、木曜日にRTBFの記者がインタビュー中に咳をしたときに「コロナウイルスなんじゃないの?」と冗談交じりに尋ねたが、実際、パドックでは広範囲にわたって危機感が広がっている。
新型コロナウイルスの感染者が出ているイタリア北部にファクトリーがあるアルファタウリは、握手を禁止している。「従業員にはるか真剣に衛生対策を講じるように依頼した」とチーム代表のフランツ・トストはRTLに語りました。「本当に深刻だ。危険地域の従業員にはファクトリーにいてほしくないので家にいるように指示している」「出張も劇的に減少した・ファエンツァにもボローニャにも症例が出ず、我々が危険地域に陥らないように願っている。しかし、状況は1時間ごとに変わっている」今では2020年のF1カレンダーの複数のレースが危険に晒されている。メルセデスのF1チーム代表トト・ヴォルフは、状況は深刻であり、悪化していることを認める。「1週間前はすべて正常だった。しかし、イタリアや他の国に行くと、現在の状況はまったく異なっている」「このようなスポーツイベントには多くの人々が関わっている。我々は危険にさらされていると思う」以前のリスクは特定のレースの開催の可能性に関するものだけだったが、今ではF1の人員は実際の健康状態を心配している。「僕たちのスポーツには一緒に写真を撮りたいと思う多くのファンがいる」とダニエル・リカルドは語る。「僕たちは常に良い人になろうとしているけど、現時点ではそれは困難だ」F1のレジェンドであり、ルノーF1チームのアドバイザーを務めるアラン・プロストは次のように語る。「私は40年間F1に参加しており、多くの異なる状況を見てきましたが、今回のものはまったく異なる」とアラン・プロストは語る。「今朝、飛行機でバルセロナに来たが、大勢の人がマスクをしていた。我々は多くの移動をするが、何が起こるかを想像するのは困難だ」「我々は従業員の世話をしなければならない。新型コロナウイルスの状況は我々のスポーツを妨害する可能性があり、FOMからの解決策を確認する必要がある」「ジュネーブではオートショーを開催できるのではないかと疑っている。他の多くのイベントも同じだ。待つことしかできないが、個人的には非常に心配しており、他のすべてのチームが私と同じ懸念を抱いていると確信している」