女性ドライバーだけのレースシリーズが2019年の立ち上げにむけて計画されていると報じられている。Press Association は、ロンドンに拠点に置く企業によって今年初めに配布された提案を紹介。モータースポーツで活躍する女性ドライバーによる6レースのサマーシリーズの立ち上げ計画が進行していると報じた。
広報担当は「我々は、多くのリサーチを行い、戦略を立てているところであるため、今後数カ月間での発表はありません。ゼロから物事をスタートするには膨大な時間がかかります」とコメントしたと伝えている。2年以上前、元F1代表のバーニー・エクレストンは女性ドライバーだけによるF1世界選手権のアイデアについてを提案している。そのアイデアは、バーニー・エクレストンの提案を支持する当時ロータスの開発ドライバーを務めていたカルメン・ホルダとそれ以外の女性ドライバーとの間で意見が分かれていた。Press Association によると、女性ドライバーのなかには単独で開催されるシリーズの最新のアイデアに懐疑的で、女性だけのチャンピオンシップを設立することでモータースポーツ界での女性の地位が損なわれると考えている者もいるという。F1の歴史のなかで、決勝レースのスタートを切った女性ドライバーはレラ・ロンバルディとマリア・テレーザ・デ・フィリッピスだけであり、ロンバルディは1975年のスペイングランプリで0.5ポイントを獲得している。2014年にはスージ・ヴォルフが、女性としては22年ぶりに金曜フリー走行で走行。2015年に引退するまでウィリアムズで4回のフリー走行を実施している。今年はタチアナ・カルデロンがザウバーの開発ドライバーを務め、GP3シリーズに参戦した。
全文を読む