オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、2025年シーズン後半に起きたタイトル争いの失速という「痛み」を糧に、次のシーズンへ向けて完全にモチベートされるはずだと、クリスチャン・ホーナーは見ている。2025年のオランダGP終了時点で、ピアストリはランド・ノリスに34ポイント、マックス・フェルスタッペンに104ポイントの大差をつけてランキング首位に立っていた。しかし、アゼルバイジャンGPでのスタートミスと1周目のクラッシュをきっかけに流れが一変する。
アゼルバイジャンからラスベガスまでの間に、ピアストリはリタイア1回、4位1回、5位が3回という結果にとどまり、さらにラスベガスでは失格処分を受けた。その間、アメリカGPとサンパウロGPのスプリントでもクラッシュを喫している。この一連の失速により、ピアストリはチームメイトのランド・ノリスと復調したマックス・フェルスタッペンの後塵を拝し、最終的にランキング3位でシーズンを終えた。ノリスとの差は13ポイント、フェルスタッペンとの差は11ポイントだった。F1参戦3年目で、これが初めての本格的なタイトル争いだったが、2026年の新レギュレーション時代でもマクラーレンが勝利争いに加わると見られるなか、ホーナーはこの経験がピアストリにとって大きな財産になると考えている。「オスカーは昨年から本当に多くのことを学んだはずだ」とホーナーは、オーストラリアでの講演ツアーを前に、同国のテレビ番組『Today』で語った。「正直に言えば、2025年の夏休み前の時点では、彼が本命だと思っていた。しかし残念ながら、シーズン終盤で少し崩れてしまった」「ただ、彼はそこから学ぶだろうし、その経験は彼を傷つけたはずだが、最終的にはそれが彼を突き動かす原動力になる」「彼がまだF1で数シーズンしか戦っていないことを忘れがちだが、経験という点ではまだ若い。だからこそ、これからどんどん良くなっていくと思うし、次のシーズンに向けて完全にモチベートされた状態になるはずだ」