オスカー・ピアストリは、F1アゼルバイジャンGP予選中のクラッシュについて、自身の責任であると認め、ポールポジション獲得の絶好の機会を逃した。オーストラリア人のピアストリは、赤旗が相次いだQ3でクラッシュを喫し、日曜の決勝を9番手からスタートすることになった。予選全体を通して強風が吹き、さらにQ3では小雨も重なり、もともと難易度の高いバクー市街地サーキットでドライバーたちは次々と罠にはまった。
ピアストリは、Q3が再開された直後に、シャルル・ルクレールのクラッシュによる5度目の赤旗の直後にターン3へ進入し、スピードを持ち過ぎて壁に接触した。タイトルリーダーの彼にとっては不運だったが、チームメイトのランド・ノリスもまた壁に接触し、予選7番手に終わったことはある意味で救いでもあった。予選後、ピアストリは自らのミスを悔やみ、金曜フリー走行でマシンに満足できなかった状況から改善を感じていただけに残念だと語った。「今日はクルマにも自分の仕事ぶりにも、昨日よりずっと満足できた」とピアストリは語った。「すべてをまとめ上げるのが少し難しかった。それが最大の問題だったけど、ポテンシャルはあった。昨日はそれがあったのかどうか疑わしいところもあったけど、今日はずっと満足できた。最終的には、ターン3で少し頑張りすぎてしまったと思う」オスカー・ピアストリはアゼルバイジャンGPのポール有力候補だったが、Q3でクラッシュを喫したピアストリは、何が起きたのか正確にはわからないままながら、バクーではほんのわずかな差が大きな失敗につながると認めた。「自分が何を違ってやったのか実際にはまだ見ていない。大して違うことはしていないと感じていたから」と彼は説明した。「ほんの少しの違いが大きな差を生む。自分のパフォーマンスには当然失望している。少し雨も降っていたから、それが影響したのかもしれない。突風を受けたのかもしれない。正直わからない」「僕は自分以外の何かのせいにするようなタイプではない。そうでない証拠が出てくるまでは、それを貫くつもりだ」