武藤英紀は、インディカー第15戦ケンタッキーの決勝レースを17位で完走した。予選5番手の武藤英紀は、レース用セッティングが予選と比べよくなく、リアのグリップが低い状態だった。1回目のピットストップを迎えた時の順位は20番手に下がっていたが、粘り強く走り続けてピットストップのたびにセッティングを変更。徐々にマシンのハンドリングを向上させていった。
最終的にはトップから1周遅れの17位という結果になったが、今シーズンずっと悩んできたレース用セッティングのレベルを上げることができ、インディジャパンに向けて弾みをつけた。武藤英紀 (17位)「我々はオーバルの予選ではスピードを発揮していますが、決勝では苦しんでいます。この状態が続いていることは本当に悔しいと感じています。今回もファイナルプラクティスでリアのグリップが安定しなかったため、決勝に向けて大幅なセッティング変更を行いました。レース中にもピットストップでもセッティング変更を重ねました。その結果、マシンのハンドリングは徐々に修正されました。エンジニア、そしてチームがんばってくれているおかげです。インディジャパンではいい走りを見せたいです。今回、レース中にハンドリングを修正できたことは、ツインリンクもてぎでのレースに向けての好材料です」